この作品はいかがでしたか?
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⚠
これはえいぷ様作曲の「誹謗熱中症」から思い付いた作品です。
MDCR組
↑全員初描きなので口調可笑しいかも知れません。
名前付きモブ有
それでも良い方はどうぞ!
「最近は暑い日が続いているので熱中症にご注意下さい…」
マインディーコーポレーション、略称MDCRの熱中症警戒の社内放送が響き渡る。
「最近多いよな、熱中症」
それを聞いた人間社員である一人、鈴木が休憩中、自販機でアイスコーヒーを飲みながら独り言の様に話す。そして鈴木の同僚であるスマホのようなものを片手に熊本は相槌を打ち、話を広げる。
「だよなぁ…俺らも気を付けないとなぁ…あ、こいつ見てみろ」
「ん?」
熊本がスマホの液晶画面を指差すのでそれを横から覗いてみるとどうやら人間の女の子が踊っている動画らしい。それを見た鈴木は思った事をそのまま口から出す。
「うわ…痛いわ」
「だよな、ぶりっ子しやがって…俺こいつ無理だわ」
「あ、俺もw」
熱中症の話は直ぐに終わり、性格の悪い話が広がり何方も笑いを零す。
…壁裏から飲み物を求め自販機にやって来たMDCRの社長が盗み聞きしている事も知らずに。
「…と言う事があったのだ。」
MDCRの社長、本名ジェラルディ・マザインゴがMDCRで働いている沼達に先程の話をする。それに魚の被り物を被った沼、郷切身は溜息を着き呆れた様に言う。
「最近多いよねぇ、そう言うの。そんな事してる場合より働けば良いのに。」
それに黒縁眼鏡を掛けた沼、森風が同感の声を上げる。
「切身の言う通りだ。人間の心情は相変わらず分からないな…」
切身が”君に意見は求めてないよ”と鼻で笑われると森風は”なっ…!!”と大半が驚きだが怒りが少し籠られた言い方をするとジェラルディが止める。
「お前ら落ち着け。…高橋は何か考え込んでる様だが、どうかしたか?」
ジェラルディが何やら考え込んでいてフード付きの服を羽織っている沼、ジャングル高橋に話を振る。それに高橋ははっとして顔を上げる。
「いや…誹謗熱中症…なんてな」
高橋が若干ドヤ顔で言うと、森風と切身は呆れた目で高橋を見詰めるが、ジェラルディはどうやらツボにハマった様で片手で口を抑え笑いを必死に堪える。それに気付いた高橋は森風と切身を睨む様に見詰めながらジェラルディに近付き耳元で囁いてみる。
「誹謗熱中症」
「っ、ははぁっ!www」
ジェラルディは囁かれ言葉を聞き取った途端その場にしゃがみこみ腹を抑え笑いを盛大に零す。
「まさかこれで笑いを零すとは…」
「マザインゴはツボが浅いからなぁ…」
「ほら気取り直して、休憩終わりだよ。」
切身がジェラルディの目の前にしゃがみこみ額にデコピンをする。
「痛っ…!!わ、分かっている…!」
中々威力が強かった様でジェラルディは自身の額を手で抑えながら立ち上がる。こほん、と咳をし感情を整えるとその場の皆に話し掛ける。
「それでは、作業開始だ。誹謗熱中症には気を付ける様に…ふっw…」
ジェラルディ以外の三名は”あぁ、これはハマったな”と心の中で呟いた。
MDCRは今日は平和です。
コメント
3件
平和やわぁ〜…。良えな〜!
誹謗熱中症…さすがにツボりますね…w