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1次創作完全自分用サンプルノベル集

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1次創作完全自分用サンプルノベル集

第1話 - 1 はじめまして。多分ループ形式になるます

203

2024年03月28日

#創作

#一次創作

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#サンプル

奈夢＠おたおめです

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はじめまして

「」　・　side

『』　・　看護師，院長

「 … ？」

赤の他人の顔がたくさん見える。

そして眩しい，うるさい。

『っい，院長ーっ！海月さん目，覚めましたよ！えぇと，現在時刻18:43です！』

『これで何日ぶりでしょうか … ！お久しぶりです。前よりも長く眠っていらしたんですよ？』

み，みづき … ？

誰だろう。この中の誰かなのかな。

薬でも使ったの？だめだよそんなの。

長期間寝てたんだね，お疲れ様。って言っとこ

『っおめでとうございます！これでまた，退院できますね。』

退院，ね。

そうか。よかったじゃん。これからは薬やめれるように意識しなよ。

『またぽけーっとしてますね，海月さん，それはあなたですよ。』

「 … 海月，あなた？それは，あなたからみたあなた？あなたはこれに当たるの？」

薬飲んでる人の事なんだろうから自分が口を挟む必要はないけど，もしそれが自分で，この体はなんなのか。正解か不正解か気になっただけ。

『 … そうですね，海月さんはあなたです。』

「そう。これ海月って言うんだ。宜しく海月。」

『ちょっと，院長！この調子じゃまた … 』

また，ってなんだろ。ていうかこの部屋暑くて気持ち悪い。体は熱いし喉からも熱いのがくる。それをなんとか喉を締めて堪えた。

「ここはどこですか？あなたは誰ですか？今は何をしているんですか？海月ってなんで，」

『これ以上は駄目です！』

なに。質問しただけなのに。

瞼を少し閉じ，目つきを鋭くさせる。

『睨まないで下さいよ，前もそれ言って記憶無くしたんですからね。もうこれ以上同じことを繰り返されると私達も苦しめられるんですから。』

とかなんとか言ってるさ。そっちが口を開かせたんだから海月だって質問させてよ。

あー鬱陶しい。ここが中の世界なら外の世界も見てみたい物だな。海月は外の世界って書いて夢って読むやつ。それを見たいんだ。

「外の世界って分かりますか？海月はその夢をみたいです。」

『分かりますけど，外には出せません。そうしたら，もうなにもかもやり直しですよ。』

『海月さんは目を覚ました時の状態に戻るんですよ。』

「 … どんなのでしたっけ。あなた，覚えてますか。」

『もうこれ以上は話を広げないでおきます。外には出しませんからね。』

この人は酷いな。海月の夢があなたに叶えられるのなら叶えさせてよ。

まるで意地悪な神様のようだね。

そう。神様がその気なら海月は海月が求めているものに海月自身から触れる事にするよ。

そうすれば誰にも支障は出ない，ほらね？いい案。コソコソしているのをバレないように，すぐ実行しなくっちゃ。

『じゃあ，今から夕ごはんを持ってきます。また同じことを繰り返さないでくださいね。』

「はい，ありがとうございます。」

とか言って扉をガチャと鳴らした。海月も扉を揺らしたけど，どうなってるのか分からないし，開かない。

外はどうなってるの。外からみたここは一体なんなの。

こんなのただの好奇心じゃん。

教えてよ！

あれ，布。少し透き通ってる。布を上手く開けたら外が見える気がする。

どうしようか，こう？いいやこうか。これじゃないならこういうことでしょ。

手探りでやってたら青黒い色が見えた。これが外なの？思ってた理想とすれ違っちゃったな。

…

まあいいか。願いが叶ったんだ。ついでに出させてよ。これなんかちょっと開いてるし。

うぅ，なんか冷たい。

でも綺麗。飛びたい。暑苦しい世界より涼しくて誰にも口を挟められない世界で生きたい。

海月のしたいことは海月ができることだけをやって，海月ができない事は意地悪な神様が判断して。それが正しいんだったら海月は大丈夫だよ。

海月が海月を苦しめないで神様が海月を苦しめてそれが正しいんだったら別に大丈夫。

ねぇ，意地悪な神様。海月からのお願い，一度だけで良いからさ，聞いてくれる？

この自由な世界に飛び羽ばたきたいんだ！

だから海月はここから飛ぶよ！それを神様が判断してね。

この世界とはおさらばするんだよ！

いい？正しいことを教えてね？

無能な海月を神様の判断で有能にしてね！

いくよ！

『海月さん，人間ってね，死ぬ間際になっても聴力が長く残るらしいんだよ。ねぇ聞こえてる？

あなたのした事は間違ってるよ。正しい人生を送って欲しいから，正しく楽しく笑ってほしいから。これが君の望んだ院長の，意地悪な神様の判断なんだよ 。それでも神様は頑張ったさ。死なない様に，記憶が無くなるだけで済むように守ったのさ。』

『 … この静かな風音。少し久しぶりかな？

私にとっては久しぶりでもあなたは私が見えてる世界の住民でないからね，伝わらなくても仕方ないから。そろそろ皆の来る良い頃合かな。』

『こんな生きづらい世界。意地悪な神様でも，飽き飽きしちゃったよ。さ，そろそろ眠っちゃいな。』

おやすみなさい。

「」

🔝

砂糖並に甘く見て貰えれば

上手く繋がると思います。笑