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私は、ロボットだった。
人間じゃなくて、ロボットだった。
そのことを、私はすっかり忘れていた。
きっと、忘れるようにプログラミングされていたんだと思う。
だけど、思い出してしまった。
突然、ふっと。
だからどうにかしなくちゃと思ったんだけど…。
私は、ママが三十歳のときに産んだ娘ということになっている。
パパは、いない。
私は、ママがどこかで買ってきた娘。
それが私なんだ、きっと。
ママはまだ、私のことを本当の娘にしておきたいみたいだ。
暗くて大きな森の中に、ぽつんと一人、立たされたような気がした。
暗くて、怖くて、足がすくむ。
暗い森の奥に、小さくてもいいから何か1つ明かりは見えないかと目を凝らすのに、やっぱり森は暗いままだった。