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眩しい、と思いながら目を開ける。
ここはどこだろう。
目は開くのに、体は動かない。
どうやら私は、ベットの上に仰向けに寝かせられているようだった。
視界にあるのは、スポットライトのような強い光と、真っ白な天井だけ。
私が寝かせられているのは、もしかしたら手術台なのかもしれない。
知らない誰かの声が、急に聞こえてきた。
『まさか、自分が人間ではないことに気づくとは』
『プログラミングに問題があったんでしょうか』
『いや、そのような形跡は見つからない』
『では、なぜ?』
『わからない。ただ、初期化による正常化は不可能だろう 』
『だったら、初期化してしまったほうがいいのでは?』
『しかしそうすると、今までの記録…言い換えると記憶が失われてしまう』
複数の知らない大人たちが私のことを話し合っている。
『やめてください!!』
私は必死に叫んだ。
そう叫んだはずの声は、私の喉から外には出ていなかった。
『お願いだから、やめてください! 』
どんなに叫んでも、私の声は声にならない。
『とりあえず様子見だな』
『はい、そのほうがいいでしょう』
少女型ロボットってなんて悲しい生き物なんだろう。
どうして私がこんなに辛くならなきゃいけないの。どうして…。