緑黄
かなり駄作
終わり方行方不明
#ノベルの使い方習得したいの会
👑 「すちくん! 見てみて-!」
物事をしっかり考えずに突っ走ってしまうところがある、おバカな幼馴染。
周りからは” 天然 “と言われているが、そんな言葉では済ませられないほど、とにかく思い込みが激しくて騙されやすい。
🍵 「どうしたの、みこちゃん w」
昔から都市伝説やら神話やら迷信やら、変な話を見つけては真っ先に俺に自慢げに話してくる。
俺はそんな、良い言い方をすればお人好しな幼馴染が可愛くて、本人には絶対言わないが密かに思いを寄せている。
👑 「ペンダント買ったんよ!」
今日もいつもと同じように目を輝かせて俺に駆け寄ってきた幼馴染。
またどんな話を持ってきたのかと思えば、幼馴染が俺に見せてきたのは1本のペンダントだった。
ペンダントと言っても、百均にでも売っていそうな安っぽいもの。
🍵 「…どうしたの、それ? 」
🍵 「てか、何円したの…?w」
なにか特別なことが無い限りただのペンダントでこんな喜ばないだろうと思い、恐る恐る値段と一緒にそれがなんなのかを訊いてみると
👑 「えへ、気になる-?」
と、ニヤニヤしながらペンダントについて話し出す幼馴染。
👑 「あのな、昨日学校帰りに可愛い猫ちゃん見つけてな!」
👑 「その猫ちゃんを追いかけてたら、知らない路地裏にたどり着いたんやけど…」
👑 「その路地裏に雑貨屋さんみたいなのがあってな!」
👑 「そこで、催眠がかけられるペンダントが5万円で売ってたんよ!」
…催眠? 、、5万円…?
🍵 「え、、5万円…..?!!」
👑 「…? 、、うん!」
流石に幼馴染相手でも5万円の詐欺に引っかかった事実に驚いて、反射的に” 馬鹿なの “ と言いそうになったが、昔から馬鹿のくせにプライドだけは高くて
” 馬鹿 “ と言うとしばらくの間口を聞いてくれなくなるのが目に見えたので、心の中に留めておくことにした。
🍵 「…そうなんだ、、」
👑 「うん!」
常識的に考えたら、今俺の目の前で幼馴染が自慢げに掲げているペンダントに催眠効果が無いことはすぐに分かる。
だが、意地っ張りな幼馴染にそれを指摘したところで信じるはずもないので
仕方ないけどここはノってあげるしかない。
🍵 「へ-、、すごいねぇ w」
👑 「…!でしょ、?!」
そう純粋無垢な顔で笑う幼馴染を、これから騙すって考えると申し訳なくなるが
純粋な幼馴染の心を汚すわけにもいかないので、
🍵 「えっと…」
🍵 「それで、、そのペンダントがどうしたの?」
嫌々そう尋ねると、幼馴染は顔を少し赤らめながら
👑 「え、、っとね /」
👑 「試しにすちくんのこと催眠にかけてみようかなぁって、!」
👑 「…あ、!別に変なこと企んでるわけじゃないからな?!//」
そんな顔で言われても説得力もなにも無いが、純粋であることは事実。
そんな大したことはされないだろうと思い、大人しく幼馴染の提案にノることにした。
🍵 「…そっか、、」
🍵 「まぁ…少しならいいよ、?w」
👑 「え、ほんまに?!」
👑 「やったぁぁ!!」
俺に断られると思っていたのか、小さくガッツポーズをして喜ぶ幼馴染。
🍵 「…で、何すればいいの?w」
👑 「あ、、そうやった…!」
👑 「じゃあ、、すちくんこれ首につけて?」
肝心のペンダントの使い方が分かるのか一瞬心配になったが、流石にそれは分かるらしい。
渋々幼馴染からペンダントを受け取ろうとすると、何故か手を避けられた
👑 「あ…つけてあげようか、?!」
🍵 「…ペンダントくらい自分でつけられるよ、、みこちゃんじゃないんだからぁ w」
👑 「あ-!馬鹿にしとるやろ?!」
あまりにもみこちゃんの思うがままに状況が進んでいるのに少しだけ腹が立ち、 決して仕返しとは言えないほどの意地悪をしてみる。
すると予想通り、幼馴染は頬を膨らませて拗ねてしまった。
👑 「もう!いいからはよつけて、!」
🍵 「はいはい w」
幼馴染からペンダントを受け取り、自分の首につける。
このペンダントに催眠効果が無い可能性が100とは限らないので、つける瞬間少し身構える。
🍵 「…..?」
しかし、心配は不要だったようでなんの変化もないようだった。
👑 「…? すちく-ん、、?」
ペンダントをつけてから一言も発さない俺を見て心配になったのか、こちらに呼びかけてくる幼馴染。
でも、俺は催眠にかかっているフリをしなければならないので返事はしなかった。
👑 「…!もしかして、ほんまに催眠かかったんや!」
👑 「やったぁぁ!!」
そう叫びながら、ぴょんぴょん飛び跳ねて喜んでいる。
はたしてどんなことを企んでいるのやら。
👑 「じゃあまず…..あ、」
👑 「…何するか考えとらんかった、、」
相変わらずだなと思いながら幼馴染からの指示を待つ。
今から幼馴染の指示でしか動いちゃいけないのは気が引けるが、どんな指示を出してくるのか少しワクワクしている自分もいる。
👑 「えーーっと、、じゃあ最初は…」
👑 「…/」
何を思いついたのか、1人で勝手に顔を赤くし出す幼馴染。
本当に何させられるの俺….
👑 「その、、」
👑 「…俺にぎゅ-して、、!!//」
幼馴染が命令してきたのは、まさかのハグの要求。
” ほら早く “ と急かされるもいきなりの好きな人からのハグの要求に戸惑ってしまい、数秒硬直。
でも、しないことには先に進まないので躊躇いながらもみこちゃんの細くて華奢な腰に手を回してこちらに引き寄せる。
👑 「…っ、!」
👑 「、、//」
そっちから頼んできたくせに、いざ抱き寄せると俺よりも照れてる幼馴染。
🍵 「…w 」
その様子がおかしくてつい微笑してしまい、抱き合って密着しているせいで聞こえたのか少し睨まれる。
” しまった “と思ったが、幼馴染が天然なおかげで催眠がかかっていないことはバレずにすんだみたい。
少し経って離れると、
👑 「う-ん、次は-…」
と、次の命令を考え始めた。
俺は既に1つ目の命令でおなかいっぱいなのだが、幼馴染はそうじゃないらしい。
👑 「あ、、じゃあ!」
👑 「…俺に好きって言って、!//」
ハグの次は好きの要求。
どうするのが正解なのか分からなくて困惑していると、数秒経っても俺が何も言わないからか少し顔を顰め始める幼馴染。
” まずい “と思い、大人しく好きと言おうとしたがすぐに言葉が詰まった。
昔から幼馴染に抱いていたこの” 好き “を、
この関係が崩れるのが嫌で、今までずっと隠してきたこの気持ちを、
こんな形で伝えていいのだろうか。
👑 「…おわっ、!」
🍵 「…好き。」
いつの間にか、幼馴染は俺の腕の中。
👑 「…ぁ、、ぇ?/」
👑 「…なんで動いてっ、//」
本音を言うと、この状況でも催眠効果があると信じて疑わない幼馴染が愛しくて堪らない。
ねぇ、 なんで俺で催眠効果を試そうとしたの?
なんであんなこと命令したの?
そっちがその気なら、俺だってもう隠す必要ないよね…?
コメント
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おはよう
ねえええええええええ💗💗💗💗やばい‼️😇💓最高すぎるって‼️ほんとにすゆこがかく緑黄まじでだいすき‼️💖💖💖💖 ノベルでもほんとかくの上手すぎるし、終わり方も天才すぎた👏💮 最近すゆこの緑黄めちゃめちゃ見返してたから新作投稿マジでありがたかったよ−‼️💝😘そして1コメとれなくて残念なり🥲👊でも最高だったからおーるおけです😭👾💞
違ったら申し訳ないのですが、ノベル作品初めて…? 初めてなのに上手すぎませんか?! 黄ちゃんの天然さをストーリーに入れ込むのも上手すぎます!💗 幼馴染設定なの大好きです🥲🥲