数日が経ったある日
ピコン
○○│じゅんぎゅ先輩だ。
1年の時はあまり仲も深くなかった私達だが
たまに会ったり
話すぐらいの関係にもなっていってる。
「今日暇?」
たったこの一文だけのメッセージが送られていた
『暇ですよ』
温かみの感じられない2人のやり取り
似たもの同士なのかな、そう思えるような
メッセージ。
「なら今日家行っていい?」
突然のこと過ぎた。
じゅんぎゅ先輩がそうやって
誘ってくるのは滅多にない事だったから。
『いいですよ、何時くらいですか?』
久しぶりに使ったクエスチョンマーク。
なんだか不思議な気持ちになった。
「23時ぐらいになる」
とても遅い時間に家に来ると、
『了解です。ご飯入りますか』
クエスチョンマークもなしでそうメッセージを
送ると、すぐに連絡を返された。
「お願いできる?」
じゅんぎゅ先輩からも久しぶりに
クエスチョンマークのめっちゃを見た。
なんだか嬉しくて画面越しで笑みがこぼれた。
『分かりました気おつけて来てくださいね』
そうメッセージを送り会話が終わった。
○○│今は16時ですか。
休みとなればやっぱし時間が経つのは早い
家事と課題を両立してたらいつの間にか
時間はすぎて行く。
もう気づけば冬休みも残り2週間を過ぎていた
○○│お風呂入らなきゃ、
1人でボソボソ独り言を呟き
お風呂場へ向かおうとしたその時
ピコン
私の携帯が鳴った。
相手は
○○│じょんう。
私の唯一の弟だ。
前までは口も聞いてくれなかったのに、
なんで?
そんな事を思い浮かべながらも
恐る恐る通知を見て見たら、
「ぬな、話したいです」
少し不安げな一文だけが送られていた。
なんて返せばいいかなんて
よく分からないし、
このまま放置も良くないと思い。
『話ってなに』
そんな冷たい文章だけ送って
私はお風呂場へと足を運んだ
お風呂から上がると18時を回ろうとしていた
携帯を見てみると
じょんうから2件のメッセージが来ていた
「謝りたくて、」
「俺、すごくぬなに悪いことばっかりしてた。
だから、申し訳なくて、。会って話したいです
ぬな。」
気持ちのこもったメッセージ。
そして、私の頭の中には
幼少期のじょんうがいた。
『ごめん時間ないんだ』
『また別日でいい』
また温かみの感じれないメッセージに
冷たい返信をする私
ただの兄弟他人では無い
喧嘩などしたことはない。
でもなんでこんな仲になったのか、
私達にも分からない
ピコン
また私の携帯が鳴った
きっとじょんうだろうと思い
未読無視をする。
○○│こういう時だけ、時間遅く感じるんだよね
嫌なことなど苦痛な時
ほんとに時間が遅く感じる。
時計を見て見てると、
まだ6分しか経っていない。
○○│何、この現象、ㅎ
そう鼻で笑い、PCを開き
提出課題を集中力が切れるまでやり続けた。
P.M 21:34
時計の針の音で我に返った私。
レポートはあと2行のみとなった。
○○│はぁ~。
1人寂しい部屋で溜息をつく。
歳をとったなと実感されるぐらい
疲れが溜まっていた。
○○│もうそろそろ来るからご飯っ。
じゅんぎゅ先輩が来る前に
ご飯の支度をする私。
ご飯を作るのはやっぱし慣れないってのもある。
自炊も片手で数えるぐらいしかしなかった。
冷蔵庫にある食材をとりあえずかき集めて
野菜炒めを作ったけど、
○○│ん~。味、うっす。、
味付けが分からないから適当な
調味料を入れたけど、
全然味を感じられない薄さだった。
これじゃ、マズいと思い急いで携帯を取り
🔎 野菜炒め 味付け
と、必死に調べた。
○○│醤油 1/2…(
必死に調べあげてできた
野菜炒め。
味見をしてみると、
自分で作ったとは思えない美味しさだった。
○○│ㅎㅎおいしい。
上手くできたから笑みがこぼれる私。
きっと先輩も喜んでくれるだろうと思った
その時
ピーンポーン
インターホンが鳴った。
○○│はーい。
私がリビングでそう言い
玄関まで足を運び
ドアアイ を覗くと、
○○│えっ…、?
ドアの前に立っていたのは
じょんうだった。
・박정우 (Park Jeongwoo)
・age 18 (高校3年)
・○○の唯一の弟
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