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ジョンウかわ
ガチャ
ドアをゆっくり開くと
じょんうが驚いた顔をして私を見ていた。
○○│何しに来たの
私が冷たくじょんうにそう言うと
少し眉尻を下げて私の顔を見て
私の質問に説いた
じょんう│会いたくて。
たったその一言だけが帰ってきた
口も聞かなかった弟がこんなことを言うと、
そんなことを考えると情けない姉ちゃんだなと、
少し実感された。
○○│入りなよ。
先輩が来るまでまだ時間があるから
じょんうを中へと招いた
じょんう│えっ…?
少し戸惑う じょんう
それを見て自然と口角が上がる。
○○│…ㅎ
じょんうが恐る恐る家の中へと入る
その絵面がとても幼少期の頃と同じで
何も変わらないじょんうが少し愛らしく思えた
○○│こっちおいで
私は先にリビングへと行き
じょんうを呼び寄せる
じょんう│ぬなっ。
玄関へと少し足を進めたじょんうが
リビングへいる私を呼ぶ。
久しぶりにぬなと呼ばれた。
まだ20歳にもなって居ない弟が
とても大人っぽくなっていた。
そして、私よりも遥かに背が高くなっていた。
○○│じょんうも大きくなったね。ㅎ
私の口から溢れたその言葉
思ったことをじょんうに伝えたら
少しニヤケながらも私に近づいてくる。
じょんう│ぬなっ。ごめんなさい、
ただそう言って。
抱きついてきた
久しぶりに感じるじょんうの温かみ
なんだか少し、不思議な感じがした。
○○│もういいよ、ㅎ
私はそう言ってジョンウの背中を摩った。
私の肩には温かい水滴が広がっていった。
考えなくてもわかった。
○○│泣いてるの…?ㅎ
何に対して泣いてるか分からないけど、
小さい囁き声程度で鼻を啜るじょんう。
○○│まだ子供なんだら、ㅎ
私はじょんうに対してそう言って
また背中を摩った。
数分後
落ち着いたのか私から離れて
下を向くじょんう
○○│落ち着いた…、?
私がそう聞くと
軽く頷いた。
○○│…ㅎ
○○│じょんう23時から私用事があるからっ。
私がそう言うと、
じょんう│…そうですかっ。
少し悲しげな顔をして、
ソファに腰を下ろした。
そしてまた抱きしめてくるじょんう。
きっと、言葉より行動で表すんだね。
そう思い。全てを受け入れた。
こんなぬなでごめんね。と、心の中で
囁いた。冬休みの中旬だった。
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