監禁ネタ…ちゃんと書こうかなって…
連載します
──────────────────
「…はぁ」
俺があの日ランスに捕まってから、何日いや、何年経ったのだろう。この部屋は窓も無いし、カレンダーもない。時計はかろうじてある。
今、世界はどうなっているんだろう。俺には知る由もない。
「起きたか、ドット」
ランスが朝食を持って部屋に入ってきた。パンと目玉焼き、サラダ。紅茶ぐらいは自分で淹れたいだろう、とランスに見張られたまま紅茶を淹れる。
そのときだけ、俺の手錠は外される。
「ほら、口開けろ」
食べるときはランスにいつも食べさせてもらう。最初はもちろん戸惑ったが今ではもう慣れてしまった。慣れとは恐ろしい。
手には手錠、足には重りの着いた足枷。自由に動くことも出来ない。だいぶ前に歩こうとしたとき、筋力が落ちたのだろう。一、二歩歩いただけでよろけてしまった。
(俺は歩くことさえ、できなくなってしまったのか…)
そのときは思うように動けなくなっているからだに、とてもショックを受けた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!