【参加型】吉田武史、再び闇へ

——美々華、死す。

……はずだった。

しかし、その瞬間、空間にかすかな歪みが走る。

次の瞬間、世界がひっくり返った。

白川結那は確かにナイフを突き立てたはずだった。だが、視界が暗転し、胸に焼けるような痛みが走る。

見下ろせば、自分にナイフが突き刺さっている。

白川「……え？」

美々華「誤認って、便利ですよね？」

白川は膝をつき、視界がゆっくりと滲んでいく。

美々華「でも安心してください。貴女のこと、ちゃんと夢の中で勝たせてあげたんです。うちは優しいでしょう？」

白川「……っ、く……」

美々華「まぁ、ライアに手を出した罪は重いですからねぇ……。これで、ひとつ平和に近づきました。」

——白川結那、死亡。