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スバルがレグルスに攫われた後ベアトリスは泣きながらエミリアを探し回っていた、早くエミリアを探さないとエミリアに何かあったらスバルに顔合わせできないから、「エミリア、どこなのよ、早くしないとスバルが、スバルが、」ずっと探していたその時「そこのお嬢さんどうかしましましたかー?」振り向いた先には歌姫ーリリアナが心配そうな顔で見ていた。「お前はだ、もしかして歌姫かしら?」「そう!私は歌姫リリアナ・マドレーn、かんひゃいました」
「お前、歌姫狂いはどこにいるかわかるかしら?」ベアトリスがそれを聞いた理由はエミリアの結晶石の取引先はその歌姫狂いーキリタカだからである。もしかしたらと言う希望を持ってリリアナに聞いたのだ。
「歌姫狂い、キリタカさんのことであれば案内しますよ?」「お願いするかしら、水門都市の運命がかかってるかしら、」
それを聞いた瞬間リリアナは血相を変えて「すぐに案内します!ついて来てください!」と言って走り出しベアトリスも走り出した。
キリタカがいる場所までつくとベアトリスはエミリアを探すためにすぐに家の中に入った。
「エミリア、どこにいるかしら!いるんだったら出てきて欲しいのよ!」ベアトリスがそう言っていると目の前の扉が開き、銀髪の髪をしたハーフエルフーエミリアが出てきた。
「ベアトリス!?そんなに泣いてどうしたの?それにスバルは、スバルは一体どこに行ったの!?」
「エミリア!大変なのよ!スバルが、スバルが、」エミリアにあった瞬間涙が溢れて出てきたベアトリスは上手く話せずにいた。早く話さないといけないのに、涙のせいで上手く言えなかった。そんなベアトリスにエミリアは「ベアトリス、ゆっくりでいいから教えてちょうだい、そんなにベアトリスが焦るってことはスバルに何かあったんでしょ?大丈夫だから、」そういうとベアトリスは少し落ち着いたのか涙を拭い部屋に入って何があったかを語り出した。
「まずベティーとスバルが船を降りた後に魔女教がスバルを攫いにきたかしら、」それを聞いた瞬間その場の空気が殺意と焦り変わった、「その魔女教の名前は大罪司教強欲担当と名乗っていたかしら、なぜスバルを攫ったかは不明だけれど相当まずい状況なのは変わりないかしら、」
初めに声を上げたのはガーフィールだった。「大将が攫われる前に攻撃はしなかったのかよぉ!?」「ベティーだって攻撃はしたのよ!だけどそいつには攻撃は一切当たらなかったのよ、」
それを聞いた瞬間にオットーが声を上げた「ここで私たちにだけ話すのではなく、宿に戻って他の陣営にもそのことを言った方がいいんじゃないですか?」
「確かにそうね、一旦宿に戻りましょうか!キリタカさん今日はここで終わらせていただきます、」
「いえいえお気になさらず、また今度話をしましょう」そう言ってエミリアたちはキリタカの家から出て行き宿へと急いだ。
一方スバルは大分危険な状況であった、レグルスはスバルの怪我を止血や包帯もせずそのまま放置していったために体のダルさと寒気がしてきていた。
「クソ、あの野郎これだけのことしといて、何もせずに出て行くとか頭おかしいのかよ、!」そう言いながらもいまだに血がダラダラと流れ続けている、だがスバルには希望があった、もしもレグルスが切り離された足を残していたらフェリスが治してくれるかもしれないと、だが先のことを考えるより先に止血をしなければいけなかった。だが止血できる包帯や布のような物は一切ない。
「どうすればいいんだ、もしかしたらこれだったら包帯の代わりになるんじゃね、」そういうとスバルはジャージを脱ぎ、その下に来ている黒服を破って包帯がわりに使い止血をした。
「フェリスとかレムとかよりは上手くないけど、意外と出来てんじゃね!?って、そう言ってる場合じゃないな、というか連れ去られてから水とか食事とってないから死にそうなんだけど、」こうやって少しでも元気にしようとしてるがいまだに足はジンジン痛むし体はダルい、それどこかいまだに泣いた後がついている、それを隠して元気に振る舞って誤魔化しているだけなのである。
そう考えているうちに体の怠さが限界突破し、いよいよ頭痛が出てきた。
「これ、熱出るんじゃないのか、まあそりゃあんだけ包帯もせず傷を放置してたらなんかに感染するわな、こんな敵に用意されたベットに寝たくねえが、さすがに体調を悪化させる訳には行かないからな、」そう言ってスバルは布団に入り夢の中に落ちていった。