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「よく出来ました――」
私の言葉を聞いた夏輝は満足そうな表情を浮かべながら私の頬に手を添えると、優しいけど少し強引なキスをし始めた。
そして、太腿辺りを撫でられてピクリと身体を反応させた私は、彼のモノを挿れられる事を想像してかそれだけで子宮が疼いて腰が浮きそうになる。
それはきっと、表情にも表れていたんだと思う。
「その表情、エロ過ぎだろ。さっきよりも濡れてるな」
「――ッんん、……」
夏輝は蜜口に触れて再度濡れ具合を確かめてきて、
「――挿れるよ」
「……っ、」
その言葉共に夏輝のモノが私のナカへ入っていく。
「――ッああ、っん、……」
膣内に夏輝が入ってきた瞬間、私の意識は飛びそうになる。
何これ、……こんなの、私、知らない……。
エッチは身体の相性も重要なんて言われたりもするけど、まさにその通りだと思った。
元カレとだって、こんなに気持ち良く感じたことは無かった。
この気持ち良さを知ってしまった私は、
もう後戻り出来ない……そんなことを頭の片隅で思いながら髪を振り乱し、理性を忘れ、まるで盛った獣のように一際大きな善がり声を上げながら快楽を求め、行為に溺れていった。
その夜は何度イッたかなんて覚えてないくらい意識を飛ばし、気付いた時には朝になっていた。
目を覚まして起きてみると、夏輝はまだ眠っていた。
彼を起こさぬようベッドから降りた私は、ひとまず下着だけを身に着けると、冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを取り出して水を喉へと流し込む。
そして脱ぎ捨てられた服や彼の下着、使用済みの避妊具がいくつもゴミ箱の中に捨てられているのを見た私は、昨夜の行為を思い出して顔が赤くなるのを感じていた。
何だか、信じられない。出逢ったばかりの人と、あんなに理性を忘れるくらいのセックス、しちゃうなんて……。
ベッドへ戻り、服を手にしてお風呂場へ向かおうとしていると、
「――どこ行くの?」
目を覚ました夏輝が私の手首を掴み、声を掛けてきた。
「あ、ごめん、起こしちゃった? その、シャワー浴びて来ようかなって」
「ふーん? 俺も風呂入りたいから、一緒に入らない?」
「え!?」
「……駄目?」
「……だ、だって……恥ずかしいし……」
「そんなの、昨日の夜に比べたらどうってことなくない?」
「そ、そうかも、しれないけど……」
「お湯、張ってくるよ」
「あ、夏輝……」
身体を起こした彼は私が「いいよ」と答えていないにも関わらず、下着すら穿かず全裸のままでお風呂場へ向かって行く。
そして、浴槽にお湯を出して戻って来るとベッドに腰掛けた夏輝は「未來ちゃん、おいで?」と手招きをしながら私を呼んだ。