私は…そっか、亜美ちゃんに落とされて…。
「急なんだけど、話したいことがあって…。」
「奇遇だな。俺もだ。」
カクカクシカジカ…。
雫いわく授業を抜け出して私を探していたらしく、そしたら倒れている私を見つけたと言う。
でも私は軽症ですんだから、明日亜美ちゃんにアタックしてなんでこんなことをしたのか聞いてみようって事になった。
翌日ー
「あ、亜美ちゃん!ちょっと良いかな?」
あっ。無視されちゃった?
「亜美!」
はぁっとため息をつき、しぶしぶこっちへ向かってきた。
ここは雫が私を見破った場所。
「あー…。はいはい、ごめんなさーい。」
「それ以前になんでこんなことしたんだよ!」
雫がブチギレ!?珍しい…。
「だ、だって!だって!琴音が羨ましくって…!」
亜美ちゃんの目から涙がポロポロとこぼれ落ちた。
「てか!雫って昔から女嫌いだったよね!なんで琴音とは仲いいんだよ!」
へ…?昔から知ってたの?
幼馴染ってやつ!?
「これは小学生のときだ。こんくらいになったら可愛い女は好きになるだろフツー。」
「うわサイテー。可愛い女って見た目で決めつけてんじゃん!」
「まあな。で、こっちに言う事あるんじゃないのか?」
そして雫はこっちに視線を向けた。
「ご、ごめんなさい。」
「うん。もう大丈夫だよ!私、亜美ちゃんとお友達になりたくって…。亜美ちゃんの返事を。聞かせてくれないかな?」
「うわぁぁん!もちろんだよぉ!」
そして亜美ちゃんとは友達になった!
数日後ー
「やったー♪夏休みだ!」
亜美は目を輝かせていた。
「亜美!夏休みに夏祭り行かない?」
「いいよ!やったー!可愛い浴衣きていこー♪」
亜美は元気満々だなぁ。
「雫も行く?」
「ああ、行く。」
「えー!ちょっとちょっと!私人を見た目で判断するむっつりすけべ野郎はお断りー!」
「亜美!仲良くしなさい!」
そして三人で夏休みに夏祭りに行くことに!
当日ー
「琴音の浴衣かわいー!」
「えへへ…!亜美もにあってるよ〜!」
「二人とも似合ってると思う。」
そしてしばらく屋台をまわっていると、花火の時間が近づいてきた!…けど。
二人とはぐれちゃった!
「ねぇねぇ。君ひとり?一緒に屋台まわろうよ!」
これってナンパ!?
「友達と一緒に来てて!」
「でも一人なんだったらちょっとだけでも〜!」
「ねぇ、俺の彼女になんか用?」
ヤバって顔をしてその人達は逃げていった。
「あ、ありがとう。」
な、なんだろう!すごいドキドキしてる。
私、雫とウソじゃない恋がしてみたいなぁ。
私はふと、そう思った。
《6話終了》
コメント
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くるみてゃさんから聞きました!めっちゃすごい✨