なんでと言われましても。
sha「ぇっと、、誰も人居らんかったから、…です、?」
俺は座っていた為、必然的に話しかけてきた相手を見上げることになった。つまり、相手も俺を見下ろしている。、、ぇ怖い。
そう。俺を見下ろしてるのはいつぞやのフードだ。こいつ目つき悪いし口悪いしで怖いねん、ひん。
こいつの後ろにはロボロも居る。あと2人もなんか顔顰めながらこっちを凝視している。まあ全員美形なこった。俺もやけど!
??「…ぁっそ、」
??「、、まさかとは思うけど、まだ俺らを付け回しとんちゃうやろなァ?゛」
口悪フードは俺に対して興味無さげに返答すれば外方を向いてしまう。お前がそういう奴なのはなんとなく分かってきた。
その後、口悪フードの肩から顔を覗かせた人物が1名。俺に問いてきた。
コイツらを付ける、?いや、、無い無い無い無い。自意識過剰も行き過ぎやっちゅーの。そんな煽りも込めて、俺は引き気味に否定した。
sha「お前らを付け回す?なんでそんなことせなあかんねんw」
嘲笑気味にそう返すと、俺以外の4人は吃驚するほど目を見開いた。ほんまに表情豊かやな。尊敬、はせんけど褒めるくらいはしといてやるか。
??「お前、、ほんまにあのシャオロンか?」
どのシャオロンだよ。この学校にシャオロンが2人も居なかったらまぁ俺だろうな。「せやけど?」と言葉を置いて頷く。
ぁあ、そうだ。一応ここにいる人物を整理しておこう。
まず1人目、俺に席を中々教えてくれなかった目つきと口が悪い、けどモテそうなフード。俺は口悪フードって呼んでる。名前知らんし。
次に2人目、こいつはなんか、俺関わった事も見た事もあらへんけど、女遊び激しそう。偏見やって?だってそう見えるんやもん、しゃーないやん。
んで3人目。んー、、特徴は、金髪で、なんかうるさそう。俺を見る目には殺意しか無いけどな。ほんまに俺そろそろ泣くで?冗談抜きで。
最後、4人目はチビ。以上。
4人もの人数を簡潔に説明できたので満足していると、女好き(偏見)が口を開いた。
??「取り敢えず、、俺らここで飯食うからさ、はよ退けてくれへん?」
sha「ぁ、゛?」
何こいつ。俺のが先居ったのに退けろは無いやろ。しかもヘラヘラしながら言うなウザイで。反射的に悪態を着いた俺はそのまま女好き(偏見)を睨みつける。多分あんまり怖くないだろう。知らんけど。
sha「、なんで先に居った俺が退けなあかんねん、お前らがどっか行けよ。」
??「は、ッ…なんやと、!」
思った事をそのまま伝える。と、女好き(偏見)に代わり、金髪のアイツが俺を睨んできた。右拳は握られている。ちょ、待て待て!握られた拳はそのまま俺に向かって振りかざされる。やばっ、俺殴られる。
sha「ッ!」
思わず目をギュッと瞑る。、、あれ、殴られない、?なんで。瞼を薄く上げると視界に入ったのはチビの背中だった。
ぁ、勿論チビが巨大化したんちゃうで?俺が座っとるだけであってな。
sha「ぅえ、、な、ん?」
??「ッ、ロボロ…」
まさか守られるなんて思ってなかった訳で、俺はポカ、と口を開ける。それは殴ろうとしてきた奴も同じらしく、心底意味が分からない、と言うようにチビを見詰めている。
rb「…、言い方はアッチに非が有るかもしらんけど、手出すんは"生徒会"としてどうなんや?」
??「ッ、…、、ぅ゛……すまん、」
、、何こいつ。くそカッケェやん。
つか今、生徒会って言った?
sha「、、お前ら生徒会なん?」
ぁ、やべ。心の声そのまま漏れてしもた。全員「今聞くこと?」って顔しとるやん。俺も思うわ。なんか空気読めへんみたいでごめんなさい。ちょっと、ちょっとだけ恥ずくなって俺は耳を赤くする。ひぇ、顔熱、、。
rb「、冗談厳しいで?」
凄い真顔で言うてくる。俺が頭おかしいみたいやん。まあ実際生徒会の顔知らんのは普通にヤバいわな。ガチめにしくった、どぉやって挽回しよ、、。
sha「ん゛、、すまん、」
目を逸らしながら苦笑いで答える。ほんまに恥ずい。逃げたい。
??「お前、、なんや今日変やで?」
口悪フード、そんな疑うみたいな目で見んとって、、。
、そーいえば、こいつも俺の事知っとんや。ロボロとやらも俺の事知っとったし。どっちも俺の事嫌いらしいけどな。てことは残り2人にも知られてそうやな。前の俺ってもしかして有名人やった?
sha「ちょっと、、今体調悪くて頭回ってへんのよな、」
あはは、、と頬を掻く。ぃゃこうせな無理やない?もう逃げ場無いて、誰か助けてや。
そう思っていた時、
『キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン』♪
ぁ、チャイム。、、ッラッキー!!
sha「ょ、予鈴鳴ったで俺は教室帰るわ!じゃ!」
rb「ぇ?ちょ、待てや!」
服を掴まれそうになったけど俺は全速力で逃げたので、危機一髪で免れた。
sha「昼飯の邪魔して悪かったな!」
sha「ぁ、それとチb、やなくてロボロ!?朝は助かった、サンキュ!」
言いたい事全部大声で伝えれば俺は階段を3段とばしで下りて行く。
「何やねん、あいつ、、」
誰の声かは分からなかったが、最後にそう聞こえた。
コメント
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続き待ってます!
チbって言いかけるの好きすぎますっ笑 続き楽しみに待ってます!