櫻塚時也(さくらづか ときや)
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基本情報
• 本名: 櫻塚時也
• 年齢: 26歳の見た目(実際は不老不死)
• 身長: 178cm
• 髪の色: 黒褐色
• 瞳の色: 鳶色
• 性格: 基本は温厚で朗らかだが
感情が昂ると冷酷な一面が露わになる
• 話し方: 常に敬語
(怒りが昂ると「俺」になる)
• 職業: 喫茶「桜」の店長兼シェフ
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能力
読心術(生まれ持った能力)
• 他者の心を「声」として読む能力。
• 幼少期から発現しており
その力は圧倒的。
• 心の声を読むだけでなく
相手が無意識に抱いている
感情すら感じ取る。
• 強力すぎるがゆえに
嘘や欺瞞に敏感になりすぎてしまい
人の本音を知りすぎるがために
精神をすり減らしている。
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陰陽術(修得した術)
• 陰陽師としての
高度な術を会得しており
特に結界術や遠距離攻撃に優れる。
• 宙に留めた護符を足場に
空中戦も多少可能。
• 護符により
自分や他者の能力を引き上げる。
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植物操作(異世界で得た能力)
• 異世界へ渡った際に
植物を操る魔女の魂が
宿ったことで得た力。
• 桜の木や花弁を操り
刃や鎖のように攻撃へ転用するほか
植物の蔓や根を地面から伸ばして
敵を拘束、または追い込む等
多様な使い方ができる。
• 植物で構成されているものならば
ある程度、顕現可能。
(例:蔓で作ったバスケット)
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戦闘スタイル
遠距離戦
• 桜の花弁を無数の刃に変え
敵を切り刻む。
• 植物達で敵の行く手を阻み
ソーレンやアリアが
攻撃を行いやすくする。
• 陰陽術の結界で身を守りながら
読心術で相手の意図を読み取る。
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近接戦
• 合気道をベースにした
受け流しや投げ技を得意とする。
• 自ら刃物を持たず
相手の力を利用する
「防御的な戦闘」が基本。
• その冷静さと判断力は
熟練の武術家すら圧倒するほど。
どちらにせよ
彼が闘った戦場には
敵の身体を養分に
敵の数だけ
桜の群生が聳え立つ事になるー⋯
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性格
表の顔 ー 朗らかで誠実な青年
• 普段は温厚で、優しく穏やかな性格。
• 常に微笑みを浮かべ、敬語で話す。
• 喫茶「桜」の店長としては
気さくで人懐っこい雰囲気を持ち
誰からも慕われる存在。
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裏の顔 ー 疲れ果てた虚無と冷酷
• 感情を押し殺すことで
自己を保っており
そのため
「心の中は虚無と冷淡さに満ちている」
• 雪音の死による喪失感は
彼の中に空洞のような穴を作り
「感情」を表に出さなくなった。
• 誰かを守るためなら
自身を犠牲にすることすら躊躇わない。
• 読心術による
「人の本音や醜さ」を知りすぎたことで
他人に期待を持たなくなっている。
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過去
幼少期 ー「駒」としての人生の始まり
• 陰陽師の名門・櫻塚家に
「双子」として生まれ
妹・雪音と共に
「災厄の象徴」として疎まれた。
• 母からは拒絶され
父からは
「陰陽師としての価値」を強要された。
• その中で、妹・雪音を守るために
「価値ある存在」で
あり続けることを選ぶ。
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雪音の喪失と、狂気の目覚め
• 雪音は、時也を守るために
「未来視」の力を父に示し
結果として「利用される存在」となった。
• 雪音は最終的に
「異能を狙われるならば」と自死を選び
時也は自らのすべてを喪失。
• 時也は
「雪音のいない世界に価値はない」と考え
十二神将を強制的に召喚して
神々を喰らわせ
世界を破滅へと導いた。
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異世界での「再生」
• 雪音を失い
狂気に陥った時也は青龍と共に
異世界へと渡る。
• その際
時也の中に植物を操る魔女の魂が宿り
その力を「雪音の魂」と錯覚する。
• 異世界でアリアと出会い
彼女の孤独と絶望に惹かれ
「救いたい」と願うようになる。
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人間関係
雪音(妹 )
• 時也の「生きる意味」であり
すべての原動力。
• 雪音を守るために
時也は「駒」としての人生を受け入れ
感情を押し殺してきた。
• 雪音の死は
時也の人生を完全に破壊し
彼を狂気へと突き落とした。
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青龍(式神)
• 幼少期からの付き添いであり
時也が唯一感情を隠さずに接する存在。
• 時也の狂気が深まるほどに
青龍は
「彼を止めるべきなのか
支えるべきなのか」に苦悩する。
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アリア(妻)
• 異世界で出会った存在であり
時也が初めて
「守る」以外の感情を抱いた女性。
• アリアの孤独や痛みが
時也の中の
「雪音の喪失の傷」を重ねさせ
彼を強く引き寄せた。
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「守るために壊れた男」
櫻塚時也は「誰かを守るために生きる」
という人生を選び続けた結果
「自分のために生きる」という
概念を失った男である。
彼の読心術は
他人の本音や醜さを
嫌というほど突きつけ
人への期待や希望を
すべて打ち砕いてきた。
そんな中で
唯一「信じる価値がある」と
思えたのが雪音と青龍だった。
だからこそ、彼女の死は
「自分の存在意義の喪失」につながり
時也は自らの人生に
「終止符」を打つように
世界の破壊を選んだ。
しかし、異世界でアリアと出会い
彼の人生は再び
「守りたい」という感情に支配される。
時也は「守る」ことでしか
生きられない男だ。
それが、彼の最大の「強さ」であり
「脆さ」でもある。
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「救済」か「破滅」か
アリアと出会い
再び「誰かのために生きる」ことを
選んだ時也。
その未来が、彼にとっての救いなのか
再び破滅へ向かう道なのかは
まだわからない。
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