ノベル
ロマンスファンタジー
109
その果実に口づけを
1話から読む互いに理解できないはずの存在。
けれど、その目が、言葉が、心のどこか深い場所をかすかに震わせていく。
この出会いは、神の理を踏み越える“罪”のはじまりか。
それとも、誰にも触れられぬ“純粋”のかたちか。
すべては、ひとつの果実に向かって静かに熟れてゆく。
決して口にしてはならない、甘く、美しい果実に――
「天使が死んだ夜、悪魔はその心臓に果実を植えた――」
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