今日からこの人の家で住むことになった
昔っからよく虐められたときに守ってくれた人物でもある
強くて優しい…煽ってくるしムカつくときはあったけど
そんな彼女が好きだった
前までは一緒に大阪で住んでたけど
あることを境目に離れ離れになった
その時、
未津は今までにない暗い顔をして俺に背を向けた
きっと泣いていたんだと思う
泣くのを我慢して
そんなとこを見られたくないからそうした
憶測だけどそんな気がした
でもその時
俺に小さく見える背中だけを向けて
未津は一言だけ小さな声でこういった
その言葉が何故かわからないけど
切なくて…
悲しかった…
syp「ふぁッ….。o○」
syp「もうこんな時間…?.。o○」
syp「未津部屋におるかな…スタスタ…」
syp「未津の部屋は確か~…」
syp「ここか、未津~」
シーン…
syp「俺よりめっちゃ寝るやん…」
syp「未津?入るで?ガチャ…」
syp「うわッ…めっちゃ絵のやつで散らばっとるッ…」
syp「でも一人部屋にしては随分広いな~…キョロキョロ」
未津「んッ….。o○」
syp「(せや、俺お起こしに来たんやった」
syp「未津~、そろそろ起きやな学校やで~ユサユサ…」
syp「(なんか…布団越しやけど凄い柔らかすぎひんか…?」
未津「ぁと5日~….。o○」
syp「ムッ…!」
syp「んな冗談も程々にせぇ…!バサッ!」
syp「や…」
未津「あれ…?ショッピ起こしに来てくれたんか…?.。o○」
syp「……」
未津「??」(裸族
syp「こんッッッッッッッッの~…!」
syp「うわぁ゙ぁ゙ぁ゙!///バタンッ!」
未津「今時期の高1朝からうるッッッッさ…ポリポリ」
未津「全裸の何が悪いのよ…スタスタ」
syp「ムス~!////」
未津「ほら、朝ご飯くらい腹に入れろ」
未津「お前スポーツやってるんやったら尚更倒れるぞ、ぁー…パク」
syp「未津もしかして…///」
syp「いつもああやって寝てたん?////」
未津「別にいいだろうが、服着てると気持ち悪いんだよ…モグモグ」
syp「アンタは女って自覚ないんかッ…////」
未津「失礼極まりないんだが??????????」
syp「今度俺とパジャマ買いに行くでッ!////」
未津「ぇッ!やだやだぁ゙!」
syp「ええやつ買ったるからッ!!///」
未津「ぅ゙えッ~…」
モブ「コソコソ…チラ//」
syp「めっちゃでかい校舎やな~…キョロキョロ」
未津「まあな、うちのとこそこそこ金は持ってるから」
syp「にしても未津ってモテる?」
未津「そこそこじゃない?知らんけど」
syp「出たw大阪人の口癖w」
未津「生まれは関西だからね」
未津「それに…多分胸だけなら他のやつよr(((((むぐっ」
syp「それ以上口にしたら殺すッ!/」
未津「ちぇ…」
唯月「みっちゃん!」
未津「あ、おはよ~」
唯月「ピタ!」
唯月「誰…?君…」
未津「ぁ~、こいつ私のいとこ」
未津「まあ~、斯々然々こっちに転校しに来たのよ」
syp「うっす、鷹居翔矢って言います」
唯月「へぇ…みっちゃんの…」
未津「あ、ショッピは職員室行って中井っていう先生捕まえろ」
未津「そいつが制服持ってるだろうからスタスタ」
未津「精々初の転校生活楽しめ~フリフリ」
syp「せめて顔の特徴言って~」
未津「何かノリ良さそうな顔~」
syp「なんじゃそりゃ…」
唯月「ねぇ…君…」
syp「?どうかしました」
唯月「未津のいとこってさっき言ってたよね?」
唯月「君は…」
syp「はぁ゙ッ?」
唯月「…いや、やっぱ何も無い…スタスタ」
唯月「やっぱり誰もわからない…ボソッ」
syp「何やったんやッ?あの人ッ…」
未津「~~♪」
廊下は外並みに寒く凍え死にそうだ
でも廊下には多くの生徒先生が群がっている
きっと全員”色”があるんだろう
未津「(またいっちゃんアイツに絡まれてる」
色がない世界は生きづらい
何も感じない
きっと今笑ったりしているのは
嘘なのだと思う
−−−「アンタ様が金賞なのかが分からない!ビシッ!」
唯月「(๑´•.̫ • `๑)」
−−−「先輩の絵はすごいッ!でも私はッ!」
唯月「そ~だねナデナデ」
−−−「撫でるなぁ゙ぁ゙ぁ゙!ジタバタ!」
唯月「相変わらずうちの後輩ちゃんはツンデレだな~」
未津「お~、おひさおひさ」
未津「千颯」
千颯「さてはまた煽りに?!」
未津「あははwそんなとこ」
未津「それで?また嫉妬心ぶつけにいっちゃんとこ?w」
唯月「まあ、可愛い後輩にしか見えんのよ」
千颯「なッ!かかかかかッ、可愛いッ?!//」
未津「ははw照れてるw」
唯月「かわいい~w」
~~~~♪
未津「あ、授業始まるわ」
唯月「うわやばタッタッタ!」
未津「じゃね~w」
唯月「あ、あと一つ…」
唯月「君が”ある視点”を変えないと…」
唯月「尚更のことみっちゃんにもねクスッw」
千颯「~~~~~ッッ!!!💢」
未津「少し言い過ぎたんじゃない?w」
唯月「でも…あの子はきっといつか…」
未津「なにそれ未来予知?w」
唯月「そんなとこフフッw」
未津「……」
母「ごめんねッ…未津ッ……」
母「ママがもっと頑張ればッ…」
母「未津がこんな思いしなくてすんだのにッ…ギュッ…」
小6終わりの夏
その日は暑かった
きっと今までで一番暑かった
未津「ううん…ママは何にも悪くないよ…」
母「ごめんッ…ごめんねッ…ポロポロ」
ただ泣き崩れる母を慰める
本来なら逆な気がした
私は嫌いだった
この家が、都合の良い家族が
未津「(また明日に戻るんだろうな…」
未津「(嫌になる…」
私が欲しかったのは”ごめんね”じゃない
私がずっと欲しかったのは…
あぁ、この世は相変わらず生きづらい
きっとこれは誰にもわからない
いや、分かったとしても
フジコくらいだろう
未津「ズコ~…」
未津「オレンジジュース…まっず…」
そうベランダで呟いたとき
この時期には珍しいと言ったらいいのか
流れ星が流れた
未津「はは…w」
未津「私はいつ落としたんだろうか…」
☆その言葉の意味とは___?!
藤野 千颯
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参加型残り1名様次回出ます!!!!!!
コメント
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おっふ 未唯てぇてぇ(( やめい
や ば い ッ ッ 一 推 し が 晶 様 か ら 未 津 ち ゃ ん に 変 わ り そ う …