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⛄️『…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…』
目覚めさせたばかりの能力を使って何とか化け物たちを全滅させた9人。
だが身体はボロボロで立っている事が出来ずみんな壁に凭れながら地面に座り込む。
9人の荒い息が広いスタジオに響いている。
💛『大丈夫か？』
🤍『…うん。平気。』
🧡『俺も大丈夫やで。』
🖤『岩本くんも無理しないで。』
💛『ああ。けど俺も大丈夫だ。』
岩本は向井、目黒、ラウールの元へ行って声をかけた。
💜『流石の佐久間もいつもみたいな元気はないか、わら。』
🩷『当たり前だろ。何を相手に戦ったと思ってるんだよ。』
💜『…だよな。翔太、舘さん、阿部ちゃんも大丈夫？』
佐久間に手を伸ばして身体を支えながら渡辺、宮舘、阿部のことも心配する深澤。
💙『…問題ない。』
❤️『俺も。ありがとう。』
💚『ふっかもボロボロなのは同じだからね？』
💜『…分かってる。』
9人とも身体中傷だらけでボロボロになってしまっているが全員立ち上がって問題なさそうだった。
？『…ほぅ。まさか我々に歯向かう者が居るなんてな。』
⛄️『……………………！』
💛『…誰だ？』
💜『…人間、じゃないよね？』
メンバー全員無事で安堵した矢先に突然誰かの声が聞こえてきた。
その方向を見てみると真っ黒い肌をして真っ黒な袴姿で刀を持っている怪しい男の姿があった。
見た目は人間の武士？剣士？そのものなのだが、感じたことのない気配や威圧感に怯んでしまって動けなくなっている。
？『…そうだな。…面白いものを見せてくれたお礼をしなければ無礼か。』
上空に浮かび落ち着いた声で冷静に話しながら地上にいる9人のことを見つめるその男。
冷静沈着。まさにそんな奴だった。
見つめられているだけなのに鳥肌が止まらない9人。
此奴は只者じゃない…
そう直感した9人は直ぐに攻撃ができるように構える。
バルデス『…我が名はバルデス。闇の国の者。』
💚『…闇の国？』
バルデス『…そうだ。…我々はこれまで数多もの星を闇に変え、滅ぼしてきた。次はこの地球だ。』
⛄️『…えっ？』
バルデスが言った言葉が信じられずにいる9人。
数日前に突然自分たちに能力が覚醒してその直後に化け物…闇が襲ってきた…。
しかも既に多くの世界を滅ぼしている…
本当に自分たちの世界で起きている出来事なのか…？
バルデス『…だが、まさか我々に歯向かう者が居るとは思わなかった。…貴様たちが初めてだ。』
⛄️『……………………！』
🖤『…ゔっ！』
🧡🤍『…めめ！？』
💛💜💙❤️🩷💚『……………………！？』
何が起きたのか理解ができていない9人。
目の前に、上空に浮いていたはずのバルデスの姿が消えたと思ったら目黒が倒されていた。
バルデスの動きに何も反応することが出来なかった…
バルデス『…貴様たちに興味が湧いた。』
🧡🤍『………………ッ！』
💜『康二！ラウール！』
💛『逃げろ！』
目黒の近くにいて目黒が倒されたのを間近で見ていた向井とラウール…
バルデスの強さを感じた向井とラウールはもはや動くことが出来ずにいた。
バルデス『…1人ではこの者も寂しいだろう。』
向井とラウールに向かって右手を翳し闇のような怪しい霧のようなものを作り出したバルデス。
💙『止めろ！』
🩷『やらせねーぞ！』
渡辺と佐久間が水と小さい粒子を手に出しながらバルデスに向かって突っ込んで行った。
バルデス『…遅い。』
💙🩷『…なっ！ゔわあああああああああ！』
バルデスは渡辺と佐久間の背後に移動していてそのまま右手で黒い波動で2人を攻撃した。
💙🩷『…………………………。』
攻撃を受けて吹っ飛ばされた渡辺と佐久間は意識を失ってしまっていた…
💜『…くそ！これでどうだ！』
💛💚❤️『……………………！』
深澤が念力波を打ったのを見て岩本、阿部、宮舘もそれぞれ電気、植物の光線、炎を打った。
バルデス『……………………！』
💜💛❤️💚『ゔわあああああああああ！』
バルデスは右手で今度は闇の光線を打ってきた。
4人が一斉に技を出したのにバルデスの光線に簡単に飲まれてそのまま4人も攻撃を受けてその場に倒れ込んだ。
💜💛❤️💚『……ぅ……』
4人とも辛うじて意識を保っていた。
だがもう動くことも攻撃を打つこともできない…
バルデス『…今の攻撃を受けてまだ意識を保っているか。』
🧡『…みんな…』
🤍『…そんな…』
倒れている6人の姿を見て更に息が乱れている向井とラウール。
バルデス『…ゆくぞ。闇の世界に。』
💜『…康二、ラウール、めめ…』
薄れる意識の中バルデスに連れて行かれてしまった向井、ラウール、目黒をただ見ていることしか出来なかった…
能力を目覚めさせたばかりとはいえ、バルデス相手に何も出来なかった…
悔しさがこみ上げてきた…
そして4人も意識を失った…
それから毎日闇によって街は破壊され、人々の心は絶望に染まっていった…
※誤字すみません💦
