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「これは、私が星々から聞いたお話です。
ある人は、なぜだかいつも、苦しくて、悲しかったのです。
何が、辛いのだろう。
何が、悲しのだろう。
何が、苦しいのだろう。
そんなふうに考えては、又、永遠の負のループにどっぷりと沼ってしまうのです。
いつも通りの道。
いつも通りの風景。
いつもと変わらない真っ暗な部屋。
そんな部屋で、なんでだろうと、思考するだけ。
その人は、そんな自分に嫌気が差していました。
ずっと答えなんて分からない。
理論では説明できない。
誰かに話したって、理解されない。
そんな事をとうに理解していたからです。
何故かその人は、ふと、窓の外の闇に目を向けました。
真っ暗で、良く見えないはずなのに、星々だけは、その輝きを失っていませんでした。
星々は言いました。
『分からないならさ、分からなくていいじゃん』
なんて軽いのだろうか。
そんなふうに、その人は思いましたが、分からないものはきっと、分からないままなのです。
考えるのも疲れていた頃、その人の心には、星々のそのたった一言響いたのです。
分からなくても良い。
そんな許しが、ずっと求めていた物なんだと、その人はその日にやっと分かったのです。
皆さんも、何も無いのに苦しかったり、悲しかったり、辛かったり、そんな事って、良くありますよね。
ですが、そんな感情に理由なんて、無いんです。
答えなんて、分からないものなんです。
そんな自分に嫌気が差す時があります。
そんな時に必要なのは、永遠と考えることでは無く、“分からなくて良い”と自分自身を許してあげる事なんです。
本当に、単純な事ですよね。
ですが、それが分からなくなるもんなんです。
ですから、そんな貴方に、私から一言。
『分からなくてもいいんですよ』
ご覧頂き、ありがとうございます。」