TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「お兄ちゃん、どうしたの?そんな怖い顔しちゃってさぁ。」

吉田日哉のふわふわした声が、LINE越しに響く。

しかし、その声とは裏腹に、画面越しの彼の目は冷たく、鋭く、刃のようだった。

「日哉…ふざけるな。どうしてライアなんかとつるんでる?」

「ふざけてないよぉ?」日哉は首をかしげる。「だってさ、ライアくんってめちゃくちゃ面白いんだよ?ねぇ、ライアくん?」

ライアが笑う。その笑いは、まるで壊れたおもちゃのようだった。

「俺、壊すのが大好きなんだよねぇ…。でもさ、吉田さん、アンタの弟くんはさぁ…“一番壊したいものがアンタ”だってさ?」

翔太が震えた声を漏らす。

「…なんだよ、これ…。なんで家族で殺し合おうとしてんだよ…!」

美咲が怒鳴る。

「父上!弟様、完全にイカれてるじゃないですわ!」

「やめろ、美咲。」吉田武史は低く言った。「これは俺の問題だ。」

日哉は嬉しそうに笑った。

「そーそー!兄弟の問題!ねぇ、お兄ちゃん、久しぶりにさぁ…僕と本気で遊ぼうよ?」

「…お前、まさか会社の解雇も…。」

「ピンポーン♪」日哉が陽気に指をさす。「だってさぁ、お兄ちゃんが働いてるの、つまんないんだもん!だからさ、ちょーっとライアくんに頼んで、会社に圧かけてもらったんだ♪」

「テメェ…。」

霧島がスマホ越しに声を上げる。

「お前、兄貴を潰して楽しいのかよ!?」

「楽しいよ?」日哉はケラケラと笑った。「だってさぁ、僕の目的は“兄を殺すこと”なんだからさ♪」

その瞬間、吉田武史はスマホを切った。

「父上…。」美咲が心配そうに見上げる。

「大丈夫だ。」吉田は静かに言った。「…俺が全て、終わらせる。」

______その目は、“最強の殺し屋”と呼ばれた目だった。____

【参加型】吉田武史、再び闇へ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

156

コメント

4

ユーザー

うわ神ッ… 結那ちゃんもうちょい強化してぇ… 強化していい?(

ユーザー

今回も神ってましたぁぁ!!! 弟くんライアっちとめっさ相性いいですねえぇん??(??? 兄弟での殺り合いが始まってしまうのか、、!? 次回もめっっっさ楽しみだぜぇ!!!!!!!!!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚