「フサキ〜ン!!!来たぞ〜!!!」
ざくろとフサキンはデアエリスっていあ禁忌の技ってのを持ってる。
でも無闇矢鱈に使うと怒られちゃう!
だからちょくちょく会議?をするの!2人きりでね!デアエリス使う頻度とか〜色々話すの〜!
「ざくろ、いらっしゃい。準備できてるからどうぞあがって」
「おじゃましまーす!!!!!!」
フサキンは用意がいい。和室に入り座布団の上に座る、机の上にはお茶と茶菓子が置いてある。
「…ざくろは最近どれくらい使った?」
「あ〜…何回だっけな〜…10…は超えてんじゃね」
「も〜前にも言ったじゃん!使い過ぎはダメって!」
「だって〜!!!つかいたかったんだもん!!」
「はぁ…………俺は5回……くらいかな、」
「フサキンは考えて使うもんな〜」
「まぁね。じゃ、話を続けるね」
その調子で話し続け
「なぁなぁフサキン。」
「ん、どうしたの?」
「フサキンはさ、今幸せ?」
「…うん!とっても幸せだよ!」
「デアエリス持ってて嬉しいって思ったことある?」
「う〜ん………」
「だってさデアエリス…”特別”だからさ。」
「………特別…かぁ…俺の…特別、」
「…まっいいや!ざくろは帰る!じゃあな!」
「あ、ちょ…!」
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「…フサ」
「マリちゃん、聞いてた?」
「あぁ、少しだけな。」
「…そっか。今聞いたの忘れてっていうのは…だめ?」
「はは、そりゃ無理なお願いだな。」
「…そっか、」
フサ…いつもより…元気ねぇな……
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「俺にとっての特別…俺の特別……」
「特別……か、」
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「マリちゃん、俺…本当はデアエリスなんて欲しくなかったんだ。」
「は…?んだよ急に、」
「俺…みんなと同じが良かったの…」
「…」
「ほんとは…こんな特別…欲しくなかった…(泣)」
「…!…そうか…そうだよな…」
マリキンはそっと…フサキンを抱きしめる
「ごめん…急にこんなこと言って…」
「いや…いい、話してくれてありがとな、」
「…フサキン?」
「「!?」」
「ざ、ざくろ……?」
「なんで…なんで特別は嫌なの…?」
「みんなとは違ってもさ、自分にしかない個性みたいで…特別って素敵じゃん!」
「……ざくろにはわかんないだろうね…俺の気持ち…」
「え?」
「俺がどれだけその特別に苦しんだか!!みんなと同じってだけで俺は嬉しいのに!こんな…こんな特別…」
「ざくろとお揃いは嫌ってこと?」
「そう言うことじゃないけど、」
「大体さ、みんなと一緒がいいとかワガママやめなよ。」
「え……?」
「ざくろ。そーいうの好きじゃない。フサキンいっつもワガママ。うんざりする、大体それを受け入れればいいのにさ、受け入れなかったフサキンの落ち度じゃん。」
「ッ…」
「おいざくろ、それ以上言うんじゃねぇ」
「マリキンは何もわかんないでしょ?勝手に間に入んないでよ。それとも何?英雄気取り?マリキンの時代なんてもう終わったのに?」
「…マリちゃんのこと、そんなふうに言わないでよ…」
「は?何?本当のこと言ってるだけなんだけど」
「っ…てめぇ…ただで済むと思うなよ、」
「ざくろはさ、フサキンのこと信じてたんだよ?」
「え…?」
「なのにフサキンは裏切ったの、裏切られたこっちの身にもなってよ。」
「っ!てめぇ…!」
マリキンはざくろに殴りかかろうとするが…
「マリちゃん、やめて…まだ話してる途中だから、」
「…チッ」
「ざくろはね……フサキンとあーしが合わされば1つの沼として成り立つと思ってた。」
「1つの沼……?」
「だってそうでしょ?ざくろは中身がみんなと違う。フサキンは外側がみんなと違う。」
「…そうだね、」
「お互い欠けてるけどさ、お互い欲しいもの持ってる。」
「だから……ざくろとフサキンで、1つの沼として生きれると思ったの。」
「…ざくろの言うことはわかったよ、でもなんで俺がざくろのこと裏切ったって…」
「フサキンはざくろのこと置いていったでしょ?みんなとおんなじになりたいからって。1人だけ抜け駆けしてさ」
「っ…だって…俺は…みんなと違うのが…嫌で…」
「ほら、ワガママじゃん。」
「ッ…大体ざくろは…!はたから見たら…みんなと同じじゃん…俺はそれが…羨ましかった、」
「…ざくろだって…」
「え?」
「ざくろだってみんなと一緒が良かったもんッ!!」
「…!」
「好きで…クローンが出せるようになったわけじゃないもん…」
「ざくろ…」
「フサキンは…フサキンはさ…たった1人の沼としてみんなといれるかもしれないけど…」
「ざくろは、たった1人って…特別な扱いされないから…」
「…ごめん…ざくろ…」
「ごめんなんかで許されないからッ!ざくろがどれだけ…どれだけ苦しかったか知らないくせにッ!!」
「みんな…みんなクローンと一緒にいて…それを見たら胸が苦しくて……吐きそうになって……でも……だれも助けてくれなくて……」
「…」
「クローンは特別扱いなのに…本体は特別じゃなくて……」
「こんな体…大っきらいだった……」
「でも…フサキンはわかってくれた…いや……わかってくれてた………けど…裏切られた…」
「…ごめん…ざくろの気持ち、気付いてあげれなくて」
「もういい…もういいよ、」
もう、諦めてるから。
pixivからコピったやつ
コメント
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誤字脱字等々は気にしないでください。直すのがめんどくさいだけなので。酷かったら直します。基本は無視で