テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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【🐤(🎲)×🍣】キスマの理由

第1話 - 【🐤(🎲)×🍣】キスマの理由

2024年05月31日

#irxs

#nmmn

#pixiv

#赤桃

ゆ@さぶちゃん

こちらpixivで投稿したものですので、もし気に入ったのであればpixiv（｢ゆᐛ｣）の方も覗いていただけると幸いです( * . .)”

【キスマの理由】2024/4/6 投稿

⚠attention⚠

※irxs様のnmmn作品です

※赤桃要素有

※地雷様・純粋様お戻りください

※コメント等では検索避けにご協力下さい

（例：ないこ→｢桃｣｢🍣｣｢🩷｣｢💗｣等.）

⚠文とかいろいろおかしいからね！！！！なんでも許せる人だけ見てね！！！！！⚠

【青side】

突然だが、俺は..

というか俺たちは、今とても気まずい状況である。

理由は置いとく、まず状況整理をしないと。

まず、俺たち、…まぁ、ほとけ、初兎、ないこ、俺、あにきのりうらを抜いた5人は、会議のため、今ないこはうすにいる。

ないこはうすに着いてからすぐは、りうらが欠席なのを知ったメンバーが[りうら平気か..？]とか[りうちゃんいないの悲しい..！！😭]とか、全員りうらのことを心配していた。

だが俺を抜いては。

もちろん俺も心配をしないほど薄情者ではないし、なんてったってメンバーの不調、最初は気が気で仕方が

なかったが、

俺はあることに気がついてしまった。

《《ないこの首にキスマやら噛み跡やらがある》》

それに気がついてからはそれにしか意識が行かなくて、今すぐにでも本人か、メンバーにこのことを話したいぐらいだ。

だが流石に言うのは気が引けて、ただただそれを見つめることしか出来なくって。

そしたら俺がそれを見つめているのに気づいたメンバーが俺が見つめているものなんだろってそれを見て、

んで、今..っすね、、

みんながドッキリを疑って言い出そうかどうしようかという気まずい雰囲気になってる中、張本人は

｢それでこのきかくなんだけどさ＿｣

呑気にずんだもんボイス。（）

いやずんだもんなのは喋れないから呑気は関係ないけども..ｯｯ

｢＿だとおもうんだけどどう？｣

急な問いかけに考え事（何かは分かるでしょ）をしていたメンバーは当然[えっ]というような表情でないこの方を向く。

そうするとないこはにこっと笑って少し首を傾げる。

すっごいきらきらして可愛い笑顔をしているものの、メンバーが見ているのは当然首。

それなのにまだ気づかないないこ、あらまぁなんて鈍感！

それでも、ずーっとずーっとメンバーが自身の首を見つめていると、流石のないこも違和感を抱くようで。

｢おいおまえらちゃんとはなしきけやあ｣

と。そこかいな。（）

それでもメンバーやないこがその..それ、について触れることはなく、一旦会議は終了となった。

いつもは、会議が終わってもないこはうすで遊ぶなり鍋パするなり自由なメンバーだが、今日は終わって早々ないこはうすには留まるものの、連絡をし始めた。もちろん赤組抜きの4人のチャットグループを作って。

『もしかしたら蚊に刺されただけかもしれないやん』『そしたらあの噛み跡は？』

『いやきっとドッキリだよ、そういうシールとかあるじゃんか』『それにしてもここまネタバラシしないか..？もう俺ら帰ってもおかしくないねんで？』

とかいろいろ一生終わらない討論を繰り広げていると、この4人の中で1番りうらを愛して止まないほとけが、急にあることを呟いた。

『そういえばりうちゃん平気かな？』

本人はきっと本当に心配して呟いたのだろう。

だがずっとないこのそれについて討論していた俺達には、あることしか思いつかなかったのだ。

『りうらがやったんじゃね？』

りうらの事を心配していただけで、急に話題変えられたと思い頭にはなてマークを浮かべているほとけを除いて、俺たちの頭には[りうらがやった]ということだけが埋めつくされた。

まだ意味が理解できなく、今にも[えっえっ？]という声が聞こえてきそうなほど困惑しているほとけに、あにきが補足した。

『昨日ないこ風邪引いとったやんか、』

『そしたらりうらが看病するって言い出したやろ？』

『んでないこのあの跡と、りうらが休んでるのは、』

ほとけが理解しやすいように細かく分けて説明しているあにきが途中まで説明したところで、ほとけがはっとして焦って文字を入力し始めた。

『じゃありうちゃんがないちゃんにキスマつけたから風邪うつっちゃったってこと！？』

『そういうことや』

流石あにきだ。

俺もりうらが付けたのであろうことは理解出来たが、りうらが休んでいる理由までは分からなかった。

そして、もうほとんどの謎が解けたように見えるが、俺はもう1つの謎に気がついてしまった。

『それにしても、あのふたり付き合っとるん？』

しょーとけーきも、流石にその謎には気がついていなかったらしく、俺の送った文を見るなり『たしかに！どうなんだろ？』というような文を送ってきた、本当はもう少し深刻な感じだったが。（）

そしてまたまた討論が始まると『りうちゃんがないちゃんのことすきなはずない！！』『りうちゃんはぼくのだもん！！！』とりうらの限界オタク（プテラノドン）が暴れ始めた。

そのプテラノドン対して、初兎やあにきは『ん~でもなぁ、』と返していたが、実は、俺はプテラノドンと同じことを考えていた。

上に例として出したプテラノドンと同じ意見になるつもりはないが、[付き合ってはいない]というのは、十分ありえる話だ。

俺がずっと頭の中でその証拠を掻き集めていると、初兎とあにきが『お前はどう思う？』と話を振ってきた。

正直なところ、プテラノドンが未だに喚き散らしているため、そいつと同じにされたくない。だがこのままだとよく分からないまま話が終わってしまいそうなので、一応自分の意見を言っておく。

『昨日のないこ、風邪そこまで酷くはなかったんやろ？そしたら、昨日の記憶あるはずやん。でも本人はキスマについて何も知らない感じやし、たぶんりうらは寝てる間につけたんよ。んで、寝てる間、つまりないこに気づかれない間につけなきゃ行けない理由は？』

俺がかなり長文でかなぁ~り分かりやすく言ってやると、初兎とあにきは当然理解して納得してくれた。一方ほとけは『ん読むの飽きたぁ』なんてほざいている。

まぁそんな知能の足りないプテラノドンは置いといて。

最後に俺が少し思いついてしまったこと。俺らはここまで話し込んでしまっているが、まじでりうらなんだろうか、という文を送ると、『逆にりうらちゃうかったからボイシングメンバーが社員とかになんで、それは流石にないんちゃうか』という返事が返って来てちょっとほっとする。

だが、ボイシングメンバーには当然のように尻を揉んで来るやつがいる。他にも距離が近いやつなんて山ほどいるため、少し可能性は捨てきれないが、ないこは最近いれいすメンバー以外には会社でしか会ってないはず。

そんな大勢の人がいる前で堂々とキスマつけるか？とか、そもそもりうら以外は寝てる間にキスマつけることに罪悪感を感じるやつしかいない事に気がついた。

そうしてこの話が幕を閉じようとしていた頃、ようやくないこが俺らが何をしているのか気になったらしく、｢なにしてんの？｣と覗き込んできた。

急だったので咄嗟にスマホを隠したがいい判断だったと思う。

ないこははてなマークを浮かべていたが、俺は[いいこと思いついた]と言ってとりあえず『りうらんち行くぞ』とだけ送った。

なんだかんだどうでもいい討論をしまくったが、結局は本人に聞いたほうが良かったかもしれない。

そして、まだ1つ未だに解決していない事がある。

[りうらはなぜないこにキスマを付けたのか]

ずっと理解が出来なく困惑しているないこ手を引いてりうらの家へ向かう。

疑問になっている人もいると思うので一応言っておくが、

ないこは最初鎖骨まで見えるような服を着ていたため、俺が着ていた上着をかけてきた。ないこも俺らも通行人に注目されるのは嫌だからな。

そんなんこんなでりうらの家へ着いてインターホンを押す。

りうらはやっぱり風邪が移ってしまったらしく、掠れた声で返事をしながら鍵を開けてくれた

俺らがズカズカと無理やり侵入すると、ないこも少し戸惑いながらりうらの家へと入っていく。

そんなないこと目が合ったりうらが、何か思い出したかのように突然目を泳がせ始める。

ないこは自分が風邪を移した件でりうらが目を逸らしたのかと思ったのか、謝ろうとあたふたしている。

ないこがなんとかスマホの液晶に文字を打ち始めたその瞬間に俺はないこのスマホの上に手をかざしてから、りうらに言った。

｢これ、なんでやったん？｣

俺がしっかりとりうらの目を見つめながら、そして少し低い声で言ってしまったからか、最初は目を合わせてくれたりうらが下を向いて目をきゅっと閉じてしまった。

後ろからメンバーが｢ちょっと..まろちゃん、｣と言った所でようやく俺は少し脅しのようになってしまった事に気づいた。

未だ理解が出来ていないないこは、理解していないながらに

｢まろりうらがなんかしたのかもしれないけどそんな言い方で言わなくても良いんじゃないかな？｣

と仲裁をしてくれた。流石にずんだもんは場に合わないと思ったのか、メモアプリに文字を打って。

そしてはっとしたように

｢昨日風邪移しちゃってごめんね｣

とさっき出来なかった謝罪をした

りうらはその文字を読むなり

『あ、ううん..いいの、りうらが悪いから』

と、掠れているだけでなくて少し震えてもいる声でそう言った。

俺も[りうらは悪くない、ただ興味本位で聞きたかっただけだった、本当にごめん]など頭の中で文章は出来上がっているものの、なぜかそれが口に出せない。

最年少に負けた気がしてなんだか悔しい、というか申し訳ない、本当に、本当に。

それに気がついてくれたのか、あにきが俺の肩をぽんぽんっと叩いて、

｢すまんな？ほんとはこんな暗い話、する予定なかったと思うんや、きっとまろ、｣

｢..そやろ？まろ、｣

とこっちを向いてにこっと聞いてきた。

俺は焦りながらもチャンスだと思い、さっき作っていた文を読み上げた

｢そっそうや！ほんまにりうらは悪くないねん！｣

｢ただ..ｯただ興味本位で聞いてみたかっただけで..、、｣

｢やから、..ほんっまにごめん！｣

｢りうらも、！みんなも、！ごめんなっ..！｣

俺がなんとか読み上げれた、と安堵したところで、後ろのメンバー達も共感してくれた。

それでようやく信じれたのか、｢なんだ、良かった~..｣と少し笑いながら安心のため息をつく最年少。

一件落着、と俺もため息をついた。

そして「りうちゃんテレビ見ていー？」｢おかしたべていー？｣ともう安心しすぎないむしょー。

りうらが｢あ、昨日みたかった映画録画してるから、みんなで見よ｣と言ったところで、ようやく安心出来た保護者組が、りうらを挟むようにソファーに座る。

俺もそれに混じって、ないこの隣にしれっと座った。

映画が始まると、既に笑い声や話し声、ずんだもんの声が聞こえてきてほんとに良かった、と実感する。

｢これ..俺見たかったやつだ｣

｢あれ、まろもー？ふふ、偶然だね~w｣

ほんとにこの最年少出来過ぎている。くうう悔しい..ッッ！！

映画終わり。やっぱり広告で見ていた通り、俺にぶっ刺さる映画だった、とてもいい。

ずっと映画を見て少し目が疲れたのもあり、ないこの方に凭れ掛かりめを閉じていると。

｢そういえばだけどさ｣

と耳元で大音量ずんだもん。

びっくりして起き上がるとないこは[ごめん]というジェスチャーをして次の文を打ち込み始めた。

｢まろがいってたこれってなんだったの？みんななんのはなししてたの？｣

そうだった。ないこには言ってなかった。

みんな俺と同じ｢あ~~｣みたいな反応をしてる中、水色アホ毛頭が口を開こうとした。

そしたらりうらがばっと立ち上がって「言わないで言わないでお願い！！」なんて叫んだ。

バカ。ほとけはそう言うと、逆に言いたくなるタイプ。つまり逆効果。

りうらがそれに気づいたのはほとけが｢ないちゃん鏡みてみー？？w｣なんてニヤニヤ言ってる時。時すでにお寿司。

ないこが首を傾げながら洗面所に向かう。

その間りうらは｢ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…｣と呪文のように唱えていた。

｢かがみみたよでもわからない｣

ないこがそう言いながら帰ってくる。

ないこはまだ俺が貸した上着を羽織っていたため、キスマや噛み跡が上着で隠れて見えなかったようだ。

何とかほっとしたりうらだったが、次は初兎が口を開いたのを見て絶望したように顔を伏せた。

｢ないちゃんないちゃん、w首、キスマとか噛み跡とかついてんで、w｣

あまりにもド直球すぎる初兎の発言に、俺らは思わず笑ってしまう。

だが一方赤組は、時が止まったかのようにピタリと動かない。

少し時間が経つと、意味を理解したであろうないこの顔がみるみる内に赤くなっていく。

そしてそれと同時に

｢おまえらそんなつまらんことであらそってたの｣

と言った。

いむしょーあたりが｢あれwないちゃん照れてるw｣なんて冷やかしていたけど、

ないこは｢どうでもよほんとにどうでもよ｣と必死に照れてるのを隠そうとしていた。

ずっと冷やかしているいむしょーと違って、ずっとみて笑っているだけのあにきと俺はまだある疑問を抱えていた。

｢結局りうらどうしてキスマつけたん？｣

とても綺麗にハモったため思わず顔を見合わせて笑い出してしまう。

笑っているため、一応聞いているであろうりうらに付け足しで言っておく

｢さっき俺が口調間違って聞き出せんかったからさ｣

｢さっきはほんまにごめんな｣

少し顔を上げて｢いいよ全然、そもそも元凶はりうらだし｣と言うりうら。

それ聞いていたないこがりうらの方をばっと見て言った

｢これりうらなの！？｣

またまた顔を伏せて消えそうな声で｢うん..｣と言うりうら。この光景が本当に面白くて、俺らは｢ふは、｣吹き出してしまった。

りうらは何とか説明しようと｢あの、いや、ちがっ..その、、｣と言いながらあちこちをぐるりと見回し続けている。

だが、何も説明になっていない。

一方ないこはそんなりうらを見もせず、自身の首や鎖骨についた跡を指でなぞっている。

そして｢たしかにちょっとひりひりするかも..｣なんて言っている。

焦りすぎて何をすればいいか分からなくなったのだろう。

いつも冷静（多分）な赤組がここまで焦っているのを見て、さらに笑いが込み上げてくる。

でもここまでくると流石に可哀想になってくるので、帰ることにした。

─後日電話にて─

🐱｢りうら結局あれどうして付けたん？｣

🐤｢..りうらあの日さ、ないくんちで昼寝したんだよ、｣

🐱｢だから寝ぼけてたと？｣

🐤｢うん。それもあるし..｣

｢あとその日ないくんの看病に必死で、なんも食べてなくて..｣

🐱｢ないこを食べようと？｣

🐤｢なっ..！？｣

｢流石に食べるまでは思ってないよ！？ちょっと口寂しくな

っちゃっただけ、、｣

その後しばらくはメンバーにいじられ続けたらしい。（🐤も🍣も）

ー終わりー

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ゆ@さぶちゃん

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