·ご本人様とは何の関係もありません。本人様達の目に届くような行為は辞めてください。
·地雷の方は見ないことを強く推奨します
「…ん、ぁ」
パチリと目を覚ますと、前まであったはずの体の倦怠感がなくなっていて、熱が下がったことが分かった。窓の外を見るとすっかり茜色の空になっており、かなり長い時間眠っていたらしい。ふと自分の左手に違和感があり、そちらの方へ目を向けると、誰かが俺の左手を握っていた。慌てて目を向けると俺のベッドの縁でjpさんが眠っていた。何故!?と目を白黒させていると、そういえば眠る前はjpさんが看病してくれていたのを思い出した。どうやらjpさんがずっと看病してくれていたらしい。その事実に胸がじわじわと熱くなっていき、嬉しさが込み上げてきた。この左手のえも言われぬ幸福感、あぁ俺今超幸せなんて噛み締めていると、jpさんの起きる気配がした。
「おはよ、jpさん」
「…ぉはよ、」
眠そうに目をこすりながら俺の額にjpさんの額を当ててきた。びっくりしてしばらく固まっていると、すぐにjpさんの顔が離れていき、変わりにいつもの笑顔とは違ってふにゃふにゃとした笑みを浮かべていた。
「よかった、熱下がったね」
「…!?!?」
jpさんのやってきた行動といい笑顔といい好きだって伝えて猛アタックしてる相手にしていい行動ではない。今俺の頭の中は可愛いという言葉で埋め尽くされている。しかし、こんなに無防備になるということはやっぱり俺のことを意識していないのか、はたまた眠すぎてそんなことどうでもよくなっているのか。
「なぁ、jpさん?」
「なに、っ!?」
俺はベッドにゆっくりとjpさんを押し倒した。確かにjpさんは背が高いが身長からして体重はかなり少ない。力もさほどないので意識していなければ俺でも勝てる。jpさんは俺の行動の意図を理解できていないのか顔を混乱させながら俺を見ていた。
「俺の前でこーんなに無防備に、かわいい顔しちゃってさぁ〜? 」
「う、urっ、」
するりとjpさんの頬に手を当てて、そのまま首を伝って鎖骨に指を置いた。細いせいかかなりくっきりと浮き出ている。びっくりしてて可愛い。
「俺、食べちゃうよ?」
「…っの、…」
「の?」
「naさーーーーんっ!!!!!」
「ちょ、うるさっ!?」
突然jpさんが顔を真っ赤にしてnaさんを呼び出した。おいおいちょっと待ってくれ、まさかと思っているとヘアのドアがガチャリと開き、naさんがかつかつと部屋に入ってきた。
「何してるんですかurさん」
「い、いやっ誤解誤解!な?jpさん!」
「urの変態、馬鹿、嫌い!! 」
そういってjpさんは逃げるように部屋を出ていってしまい、残ったのはnaさんと俺だけ。はぁぁ、とため息をついてるnaさんの方を見ると、呆れたような顔をしていた。
「好きなのは分かりますよ?でも、行き過ぎ!」
「だってぇ〜俺好きなんだもん〜」
「はぁぁ…ほんと、困った2人ですね、」
「jpさ〜ん」
「…なに」
「いやぁ、面白いなぁって、笑」
「酷いnо兄、」
「手のかかる弟って感じですね」
全く、素直になればいいものを。でも、こんなふうに頼ってくれるのは素直にうれしいから、もう少しこのままでもいいのかも、なんて。
「ゲームでもしますか!」
「…!するする、何する?」
「怖いのやっちゃう!?」
「えー、」
笑顔のあなたが見れるのなら、何だっていいか。
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