コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「全く、それで、この子がニンゲンのお友達?!」
「あぁ」
「、あれ?でもこの子、目が腫れてるぞ?」
「あー、コイツは目が腫れやすいんだよ」
私は目を見開かせながら、二人の会話を眺めていた
すると、
「パピルスー!こっちは準備出来たよ」
青い服にボーダーラインが引いてある男の子がひょっこりと顔を出した
「、?、、??」
一気に騒がしくなった状況に私が困惑していると
「あ、ごめんね。びっくりしたよね
僕はフリスク、君は?」
「、私は、」
私が返答に困っていると、
「まだコイツには名前が無いんだ、フリスク達で考えてくれないか?」
「そうなんだ、分かった!僕とキャラ達で
凄い良い名前考えるね」
「あ!俺様も一緒に考えたいぞ!」
「うん!パピルスも一緒に考えようか」
サンズ?がフォローいれてくれ、フリスクとパピルス、?は意気揚々にそう返事をした
「あ、そうだ!女王様からキサマの服を貰ったんだ!」
パピルス、?は私に服を差し出した
「あ、ありがとう、」
「んじゃ、着替え終わったら呼んでくれ
オイラは部屋の前で待ってるからさ」
「それじゃ、僕達は早速名前を考えようか」
「よぉし!かっこいい名前を考えてやるから期待してるんだぞーニンゲン!」
そう言い、三人は部屋を後にした
「、兵士服とは、違う、 」
私はダボッとしたクリーム色のセーターに、
白いショートパンツに黒いタイツを履き、
スニーカーをはいた
「これで、合ってるのかな、」
私は不安になりながらも、部屋の扉を開いた
扉を開けると、そこにはパーカーのポッケに手を突っ込み、壁に寄りかかるスケルトンがいた
「おぉ、中々似合ってるな」
「、スースーする、」
「heh,そのうち慣れるさ」
サンズ、?はそう言うと、私の膝裏に手を通し、横抱きで持ち上げた
「、!」
「その怪我じゃ歩くのも辛いだろ?」
「、ありがとう、」
私がそう言うと、サンズ、?は満足そうに歩みを進めた
とある広い部屋に着いた瞬間
パンッという音が鳴り響いた
「「ようこそ!地下世界へ!!」」
「、!」
「heh,驚いたか?
俺達が話している間に、お前さんの歓迎会の準備をしてたんだぜ」
「歓迎会、、」
目の前にはデカデカとようこその文字、
私は下ろしてもらったが、何と言えば良いか困っていた
歓迎会なんて、生まれて初めてだ
こんな沢山の、人?に囲まれるのも
そんな私の気持ちを察したのか、とあるヤギのような生物が私と視線を合わせた
「いきなりでびっくりしちゃったかしら、
安心して、ここにいる皆んな貴方の味方だから」
そう言い、ヤギのような生物は私の両手を握った
「味方、」
味方、この言葉はこんなにも暖かい言葉だったのか
「おや、泣いていたのかい?
目が腫れているね」
先程のヤギのような生物とはまた違い、黄色の髪に髭を生やした風貌のヤギが
私の瞼を優しく触った
「、、、」
こんな優しい眼差し、この世にあったのか
こんな暖かさ、この世にあったのか
「うおっ!パパ!また泣いちゃってるじゃないか!」
「えぇっ?!ご、ごめんね、嫌だったかな、」
「?、泣いて、」
ふと頬を触ると、濡れている事が分かった
すると、私の腕に何かが絡まる感覚がした
「全く君は、本当に世話が焼けるね」
「!貴方は、花畑の、」
「そっ!僕はお花のフラウィだよ」
フラウィがツタでハンカチを持ち、私の涙を拭ってくれていると、
「!」
「こうするとね、悲しい気持ちなんて吹っ飛んじゃうんだよ!」
「だから、もう泣くなよ
せっかくの綺麗な顔が台無しになるだろ!」
「うん、キャラの言う通りだよ
君は綺麗な顔をしているんだし、泣いてると勿体無いよ」
先程のヤギのような生物と似ている風貌の子供と、
フリスク、ヤギの子供と似た服を着た茶色い髪の子供が私を違う角度から抱きしめた
「、ありがとう、、」
これがもし夢であれば、もう少しだけ、
この温もりを感じさせて
イメージ