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sha視点
s「にらめっこしましょ笑うと負けよあっぷっぷ。
俺はにらめっこが好きだ。
正確に言うとrbrとするにらめっこが好きだ。
r「あッ、またshaの負けやん。弱~」
s「違うし!rbrが強すぎるねん!」
まぁ毎回負けるんやけど。
でもrbrの笑った姿がまた見たい。
s「もう一回やろ~ぜ!」
r「え~またかよ。まぁ勝つけんええけど。」
俺等はにらめっこを続けた。
r「15戦15勝。」
s「ほんま強いなぁ、w」
r「そうなんかな…?」
s「絶対そうやって!」
rbrは全然笑わない。
昔一回だけ笑った姿を見た事がある。
それ以来見たことがない。
「もう一回!」そう言いかけた時
r「あッ、もうこんな時間やん。俺もう帰るな」
rbrはそう言った。
俺はふと時計を見ると門限が近づいていた。
s「わかった…またな!」
「少し寂しいけど明日こそ」 そう思いながら俺は急いで自転車を漕ぎ家に帰った。
俺の幼少期は毎日がこんな感じだった。
それでもrbrは毎日こんなくだらない事に付き合ってくれた。
いつからだろう、彼奴が「天」と書かれた紙を顔に付け初めたのは…
彼奴の顔は見えなくなった。
その代わりよく笑うようになった。
俺が望んでいたのはこれではない…
笑ってほしいとは思ったけど…
その日から俺はにらめっこが嫌いになった。
rbr視点
俺はにらめっこが好きだ。
皆の笑った顔が見えるから。
俺は余り笑わない。
笑う顔を見られるのが少し恥ずかしいから
だからこそ皆の笑う顔が見える。
s「にらめっこしようぜ!」
shaはいつもにらめっこに誘ってくれた。どうせ負けるのにバカ見たい。
rbr「いいで~」
そして俺はいつもにらめっこに参加していた。そんな俺もバカ見たいだ
俺もshaと一緒に笑いたい!でも笑う顔を見られるのは恥ずかしい。
そう悩んだ。
そこで俺は顔を紙に貼るようになった。
「天」この字はなんとなく書いた。
でも俺の願いは叶わなかった。
r「sha~にらめっこしようぜ!」
s「別にどっちでもええ。」
その日からshaがにらめっこに誘って来る事はなかった。
ある時親の都合で俺は引っ越さないと行けなくなった。
r「shaッ…そんな泣くな…」
s「ないてへんッ…」
r「泣いとるやんけ… 」
s「これは雨やし!」
その日は丁度雨が降っていた。最後位晴れが良かったものだ。
r「 目から雨が出るんか、w」
s「俺の能力ッ…、」
r「そんな能力いらへんし、w」
こんな時でもshaは笑わせようとしてくれた。にらめっこでもないのにな。
… 最後位泣かずに居てほしい…
そうだ。
rbr「なぁ、俺の最後のお願いええか?」 sha「ん?何ッ、?」
俺は口を開け言葉を吐き捨てた
「にらめっこしましょ泣いたら負けよあっぷっぷ」
俺はそう口にすると紙を外した。
r「またなッ、!」
ニコッと笑い親が乗っている車に乗り込んだ。
sha視点
rbrが笑った。
俺はびっくりしその場に立ちすくんでいた。
そして、
sha「あはッ、ww」
知らないうちに笑みが溢れていた。
sha「俺の勝ちやな!!」
rbrの目は赤く腫れていた。
つまり泣いていたって事だ。
sha「初めて勝ったッ…、」
最初で最後。
そう思うと涙が零れそうになったがグッと我慢し笑っていた。
sha「rbr…」
俺はやっぱりにらめっこが大好きだ!