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踊り子の日に事件が起きた
「きゃーっ!!盗っ人よ!!」
「なんだと?!」
街で盗人が出たのだ。
「不味い!追いかけなければっ!」
「へへっ…いい飯が手に入ったぜ!」
「子供達のご飯なのに…あぁ、困ったわ…」
白馬を走らせ、剣を抜き盗っ人を追いかけた。「あっ!ダーシャ様だわ!!」
「なっ、騎士団長のダーシャだと?!
ったく、めんどくせぇな!」
「待て!」
「待てと言われて待つ馬鹿は居ねぇよ!
これでも喰らいな!!」
盗っ人はナイフを数本も投げ飛ばし、
更には銃も乱れ打ちしてきた
「くっ…」
先頭のダーシャは攻撃をモロに受けてしまった。
「きゃーっ!!」
「だ、団長ーッ!!」
悲鳴が鳴り響く街のなか、ただ盗人だけを荒々しく追いかけた。
「…この位、何ともない!捕まえるぞ!!」
「ヒヒーンッ!!」
鮮血を散らばしながらも全速力で追いかけた。
「あたっ…」
「今だ!確保しろッ!!」
盗っ人は転んで怯んだ所を捕まえられた。
「貴様…何をしたかわかって」
「ひぃっ…!ご勘弁っ」
ラフが盗人を縛ろうとした
「がはっ…」
その時、ダーシャの口から鮮血が漏れだしたのだ。
「ダーシャ様!」
「だっ、ダーシャ!!」
ラフが盗っ人の上に覆いかぶさったダーシャを担ぎ、盗人は数キロの鎧を装ったダーシャをどかすようにもがいていた。
「おい、捕らえろ!!」
「ちくしょう…!!」
盗っ人はまもなく捕えられた。
「ダーシャ!!ダーシャ!!」
「っ…」
ダーシャは暫く目を覚まさなかった。