コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「ん…?」
「ここは…」
私が目を覚ますと、綺麗なベットに寝かされていた。
「良かった、目をお覚ましになられたのですね!」
「貴方は…あっ!」
隣には見覚えのある顔…ジーナ・ベルクトフが居た。
「寮の隣の住人ではないか!」
「はい、そうです…貴方が倒れたと聞いて、私の父がお運びなられて…」
「そうなのか…それで貴方が看病を?」
「はい、相当な怪我をされていましたので…」
「誠に光栄です…っ痛…」
「あぁ、まだ動かない方が!刺傷が大分深いので、暫く休んでいってくださいまし。」
なんだか悪い気もしたのだが…
この怪我じゃまともに仕事も出来ないし、
手当の者も寮には現在配属していない…
「…暫くお世話になります。」
「かまいませんわ、いつも街を護って下さいますものね!」
「…」
夜
「ダーシャさん!様子はどうだい?」
ジーナの父親に体調の様子を聞かれた
「まだ痛みがあって…本当に申し訳ない…」
「いいんですよ、ゆっくり休んでください。」
「ジーナ!今日は様子を見るためにダーシャさんと一緒に寝てくれるかい?」
『えっ?!』
「嫌か?」
「いいえ、アタシは…光栄ですけど…」
「…特に問題はない、です…」
「なら、いいじゃないか!」
ジーナの父親は部屋の用意もしてあるようで泊まって行けと言わんばかりの状態だった。
「…なら、お言葉に甘えて」
「よかった!さぁ、もう夜だから布団に入りなさい。」
「だ、ダーシャさん、此方です」
「あぁ、ではおやすみなさい。」
私はジーナに連れられて、部屋に入った。