ーnmmn注意・誤字脱字注意ー
Day2
「葛葉君ってゲームする?」
最初は驚いたけど、この叶の一言で俺たちの仲は仲良くなった。
叶が来てから俺の学校生活は一気に明るくなった。一緒にゲームして、サボって、遊んで、帰って。これでもかってくらい、楽しかった。
叶が俺にとって初めての友達だった。
Day3
「僕さ、記憶喪失なんだ。」
急に一人呟くように話しかけてきた。
「は?」
「僕さ、昔の記憶なくてさ、何でここ来たか分からなくて…でもゲームだけはできてさ…なんなんだろうね…」
急な叶の言動に戸惑ったけど、
「……記憶なくても叶は叶だろ?」
思った言葉を口にした。
「っ…!」
叶は驚いているのか、目を丸くして俺を見ていた。
「ん、だよ…」
「いや…葛葉くんってそんなこと言うんだって思って…」
「悪いかよ…」
「うんん、そんなこと言われたことなかったし、嬉しいよ、」
「…でいい…」
「ん、何?葛葉く…」
「葛葉でいい。」
「…!!」
叶は嬉しそうに俺を見て笑っている。
「ありがと、葛葉」
「ん、」
その日、俺は初めて友達との距離が縮まったことを感じた。
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