コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
消防士
私の名前は純義 吾郎(46 )、 消防士をしています。
これから私がなぜ消防士になったのかを話していきたいと思います。
まず、若い頃の私は何の夢も無く流されるように生きていました。
社会人なりたての頃、私がいつもと同じように仕事をしていると火災報知機がなりました。皆が慌てて状況把握や非常口へのルート確保をしていた時私は何も出来ず呆然としていました。
同僚に声をかけられ我にかえると炎は私のいる階に迫って来ていました。
私は急いで逃げようとして思い出したのです。私が所属している部署には車椅子のAさんがいることを。
私はすぐに元いた場所に戻りました。
今思えばAさんはすでに避難している可能性だってあったのに不思議と体が勝手に動いたんです。
私が戻るとそこにはうずくまったAさんがいました。私はAさんを抱え避難しようとすると、運の悪い事に火の手が回ってきていました。何とか脱出を試みるも失敗に終わりました。私が絶望を感じていると
消防士 「生存者発見! 」
その声で安心した私は気を失ってしまいました。
続きはその内