コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
大好きだった。
にてたの、好きな人に
3年前にいなくなってずっと探してたの
彼女はこう言った。
それはある日のこと
私のクラスに転校生が来た。
名前はらっだぁ。そしてらっだぁはもう五人組になっていた。
私はもともと障害持ちだった。けれど無理やり障害を直したせいで1歳から14歳までの記憶がなくなった。そんな時に現れた五人組、誰かに似てるような気がした。
いつものように昼食を食べようと屋上に行く、先客がいた。
らっだぁ達だ。らっだぁの本名は猿山らだ男。みんなの愛称はらっだぁらしい。
陰でヒソヒソ食べようとすると、声をかけてきた。
rd ねえ君、どこかで“会ったこと”あるっけ。
変な一言だった。答えは即答だった。
会ったことないです
rd そうだよねえ!ごめんごめん笑 なんか何となく聞きたくなっちゃって
変な人。気にしないで食べ続けた。
そんなような時間が何ヶ月も続き、すっかり五人組と喋るようになってしまった。
ky お前元カノとかいたっけ
こんな一言から始まった。変な恋バナ
rd いたけど、もうどこに行ったか分からないんだよね
ru 何それ、変なの
cn 引っ越した場所がってこと?分からないのは
rd ううん違う。家は知ってる。でもいなくなった。3年前に行方不明になった。
探したけどいなk… ぇ…
md どうしたの“らっだぁ”
rd あ、いや何でもない
どうしたんだろうか、まあ“関係のない話”
それから数日後
らっだぁがいなくなったらしい。 みんな探してた。だけどいなかった。
それに見覚えのある景色、だけど思い出せない。
そんなモヤモヤを抱えながら横断歩道を探すとらっだぁが立ってた。
学校から遠く離れた横断歩道で。
何してんの と声をかけた。
思い出してんの と返ってきた。
少しだけ、ほんの少しだけモヤモヤが消えた気がした。
後日、らっだぁはみんなに怒られてた。 なんかこっちの方がいい気がした。
病院の先生は記憶がない所の話を簡単に教えてくれた。
私は両親がいない
3年前に交通事故で記憶障害になってしまった。
私には“元彼”がいた。
そして元カレは“死んだ”らしい。
それだけ。 いや他にもあったけどそれだけしか教えてくれなかった。
それから数日経った頃にはもう毎日らっだぁの家に通っていた。
ある日、らっだぁが締め忘れてる扉を発見した。
いつも鍵がついてる所
少し覗くと、らっだぁと“私”がいた。
なぜか涙が溢れてきた。 安心した。 全部の記憶が戻った“気がした”。
らっだぁは私を探すために死んだ。そして会いにきたんだ。
大好きだった。
にてたの、好きな人に
3年前にいなくなってずっと探してたの
涙を堪えながららっだぁが言った。
ねえ君、どこかで“会ったこと”あるっけ。
答えは即答だった。
あるよ。3年前にね
ノベル初書き!!
簡単に説明すると私は3年前に事故に遭い、記憶障害になってしまい、そのままずっと病院で過ごしていたため行方不明だった。
そしてらっだぁは私を探している途中で事故に遭い、なくなってしまった。
でも私に遭いたくてもう一度過去の記憶がない状態で転校生としてくることとなった。
恋バナの時にらっだぁが止まったのは全てを“思い出したから”ですかね!
楽しんでいただけたら幸いです。
このノベルは一話ごとお話変えて書くつもりなのでリクエストあったらください!
バイバーイ