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まぁ、あんなことがあって今はクラスに前よりも馴染めてない…
「 ホント、嫌な記憶… 」
そんなことを呟きながら僕は登校する
「 あ、滉斗…! 」
「 ん?あ、涼架! 」
滉斗と僕は登下校する道が結構一緒だからこうやって滉斗と2人で話せる機会がある…!
嬉しいな…
そんなこんなしているうちに学校に着いてしまった
「 じゃあまたあとで! 」
「 うん…! 」
この瞬間は少し寂しい…
滉斗と別れるこの時が1番嫌だ
早く学校終わらないかな…
放課後
やっと終わった!
早く帰ろー!
「 涼架〜帰ろ! 」
「 滉斗! 」
滉斗から誘って来る日は珍しいな…
嬉しい!
「 ね、今日さ、滉斗の家行きたい! 」
滉斗は少し戸惑った顔をして言った
「 あ〜…ごめん、今日用事あるんだよね… 」
「 あ、そうなんだ…なら、しょうがないね、 」
「 うん、ごめんな! 」
「 んん!仕方ないよ! 」
残念だ…
まあ、用事ならしょうがないよな〜
勇気出したんだけどな…
って、そんなこと言うな、藤澤涼架!
文句言ってるみたいじゃないか…!
1人ネットで現実逃避しとこ、
「 じゃあね、! 」
「 うん、また明日! 」
ふぅ、なんか疲れたな…
僕はベッドに倒れ込む
TikTokでも見てよ、
て、!もうこんな時間?!
全然気付かなかった…
TikTok見てると時間忘れちゃうな…笑
「 滉斗…今電話しちゃ迷惑かな… 」
って、僕何言っちゃってんの?!
「 滉斗…好きだよ… 」
改めてそう口に出してみると、なんだか恥ずかしくなって僕は枕に顔を突っ伏す
顔が赤くなっていっているのが何となく分かる
どれだけ滉斗のこと好きなんだよ…笑
電話、していいかな…
僕は滉斗のアイコンをタップし、電話をかける
何回かコールすると、複数人の声が聞こえた、
僕はこの声を聞いた瞬間顔が青ざめたのが自分でも分かった
電話越しに聞こえる声は微かに聞こえる息切れしている声と、元貴の恥ずかしい声だった