sho「…大先生?」
大先生は声を荒げた。
ut「お前がおらんくてもチーノが元気に帰ってくる…?…っざけんなよ!!!!」
ut「ゾムはどうなるんだよ!お前に毎回チャットで話しかけて友達になるきっかけを作ってくれたのに!」
zm「…」
ut「チーノはどうなるんだよ?!お前に約束事したんじゃねぇのかよ?!」
sho「…っ」
ut「ショッピはどうなるんだよ!人を信じられないのに俺らと絡んでくれて!!」
shp「…!」
ut「ロボロはどうなるんだよ!お前からくれたプレゼントは…そんなもんだったんか?!?!」
sho「…違う。」
rbr「…シャオロン?」
_______涙が、止まらなかった。
sho「ゾムは…こんな俺に毎日話しかけてくれて…」
zm「シャオロン…」
sho「チーノは…俺を信じて約束をしてくれて…」
sho「ショッピは…みんなより頑張ってて…」
shp「そんなことは…!」
sho「ロボロは…俺のプレゼント、毎日つけてくれて…」
rbr「…毎日使うわ。」
sho「…大先生は……」
ut「…」
sho「俺のこと昔から気にして、わかってくれて…!」
ut「…っ!…。」
涙が止まらなかった。
とにかく泣いた。
拭いても拭いても流れてくるこの涙は、
後悔の涙だ。
sho「ごめんっ、ごめん…」
ut「…ええんや。こっちもごめんな。」
恥ずかしかった。
みんなの前で泣いたことが。
恥ずかしくて、恥ずかしくて…。
______胸元が、熱くなった。
sho「っ…?!」
病気だ。発症だろう。
でも大したこともないと思った。
…だから、何も、言わなかった。
sho「…ありがとう。」
…みんなに心配されたくなかったから。
だって、嫌やん?
恥ずかしいし、弱っちぃ姿見せられないし。
…病気で心配される俺を見たくない。
そんな自分を見たくなかったから。
ut視点
その後俺らはたくさん話をした。
ずーっと話し合いをしていた。
チーノが帰ってきたら何して遊ぶか。
それともドッキリをするか。
…本当に、たくさんのことを。
shp「…とか?」
ut「あーええな!」
sho「ええやん。」
rbr「いやでも………とかもな!」
zm「うわそれやりたい!」
ut「お前がやるのは怖いわ」
zm「えぇー?」
sho「いやそれな…」
シャオロンはマジで引いた顔を………
………………違う。
引いた顔なんかじゃない。
……何かが違う!
何かが違うのに!!!
っ………!
何が違うのか、わからない…………。
rbr「でも、これとかさ……………」
みんなの会話はどんどん進む。
それにはシャオロンもちゃんと参加している。
なのに違う!シャオロン!シャオロンなんだ!
どっからどう見てもいつものシャオロンなんや!
でも何かが違うのに…!!
なんでわからへんのんや!
_________いつも変化を気づいていたのは俺だ。
シャオロンの変化を、気づいていたのは俺。
でも、今はわからない。
いつもとは違うのに、わからない。
そんな俺は焦っていた。
sho「?大先生どした?顔色悪いぞ?」
ut「っえ_______」
その時、シャオロンの顔は近くにあった。
…やめろ、顔を近づけるな…!!
近づくほどおかしな点は見えてこない!
でもいつも通り見てると何かが違うんだよ!
rbr「ほんまや、お前顔色悪いぞ?」
zm「大丈夫か?」
shp「熱でもあるんすかね?」
ut「っあ…………」
俺は微かに小さい声を出す。
今、目の前には3人が心配してくれてる顔がある。
でも、少し後ろに下がったシャオロンは___________
_________苦しそうな、顔をしていた
rbr視点
みんなで話していると段々と大先生の顔が青ざめていた。
だから駆け寄るや否や、すぐに倒れた。
だから俺らはすぐに保健室に運ぼうとした。
rbr「!シャオロン!?着いてこんでええんか?!」
sho「俺は…先生に言わなあかんやろ!だから俺が言ってくるわ!」
rbr「!さんきゅー!」
そうして俺たちは鬱先生を保健室へと連れて行った。
sho視点
ロボロ達は大先生を保健室に連れて行き、
教室には俺1人取り残された。
クラスメイトはみんな部活はほとんど入っているので
その顧問から呼ばれて会議をしているらしい。
そうして俺は職員室へと向かっていた。
3回ノックし、ドアを開ける。
そうして先生に事情を説明し扉を閉めた。
sho「…保健室」
ついていかなくてはならない。
後で行くと言ってしまったから。
…でも、ダメなんだ。今日ばかりは。
sho「ぐっ…げほっげほっ!!!」
……んー、なんか、悪化してんのかな。
ま、そりゃそうだ。
俺は治療を断っているから、”余命”も後少しだ。
だから俺は保健室への足取りを変え、屋上への足取りへと変更した。
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シャオさん頼むぅ……死なんでくれぇ…………泣