𓏸 水桃
𓏸 R18
「ねぇ、急だけど明日って会える?」
らんくんのディスコードに文字を送り付けると、すぐになんでと理由を求める返信が返ってくる。
流石、一生パソコンカタカタしてるリーダーなだけある。
「配信のことで相談!」
家に行く理由は仕事ですよと伝えれば、すぐに了解の文字が返ってくる。
🦈「…ほんとバカ」
仕事バカで、知能が劣ってる。
🦈「おはよ~ん」
🌸「こさめ~っ!」
約束通りらんくんの家へ。
部屋に入るなり勢いよくぎゅっと抱き着かれる。
🌸「今日もこさめはかわいいねぇ」
かわいい。
その聞き慣れたそのセリフと、語尾にはーとがつくような喋り方。
🦈「…えへへ、ありがとう」
いつもなら気持ち悪いとか心無い言葉を浴びせるけど、今日は違う。
そのかわいいの本当の対象をらんくんには知ってもらうために今日は来た。
🌸「…..え?」
そんないつもと違うこさめに驚いたのか、小さく疑問の声を漏らすらんくん。
🌸「…..お前ほんまにこさめか??」
🦈「なんでよ!?」
🌸「だっていつもかわいいって言ったら否定して…」
🦈「…まぁ、こさめはらんくんよりは可愛くないからなぁ」
🌸「…….は、?//」
少女漫画とかアニメでよくみる顎クイをしてみる。
流石にベタすぎるかとも思ったが、案外らんくんには結構効くらしい。
🦈「あはっ、顔真っ赤だよ?w」
🦈「かわいい」
年下にやられる不甲斐なさ?
メンバーにからかわれる屈辱感?
いつもかわいいと思っていた相手に負ける戸惑い?
理由は定かではないが、らんくんは真っ赤な顔を歪ませる。
恥ずかしいのに頑張っちゃって。
🌸「っ…何言ってんの、w」
🌸「かわいいのはこさめでしょ…w」
自分の立ち位置とプライドを守るために必死で取り繕う姿。
単純で無様で愛おしい。
🦈「ふぅ~ん…..自分よりこさめの方がかわいいと思ってんだ?」
🌸「そりゃあこさめがいちばんかわいいに決まっ…」
らんくんが言おうとしたセリフも最後まで言わせないために、食い気味に声を被せる。
🦈「…..じゃあ」
🦈「かわいいの定義、教えてあげようか。」
🦈「かわいいってなんだと思う?」
らんくんを椅子に座らせて、机を挟んでその反対側にこさめも座る。
頬杖をついてジッと見つめると恥ずかしいのか目をふいっと逸らされる。
🌸「えぇ…?」
🌸「…あざとい、とか?」
🦈「例えば?」
🌸「え?あざとい…..?」
定かな答えがない曖昧な質問が難しいのか、深く考え込むらんくん。
🌸「…ボディタッチが多いとか、距離が近い…とか?」
🦈「…..なるほどね。」
椅子からゆっくり立ち上がって、らんくんの後ろにくるりと回る。
🦈「…こっち見て」
向けられたらんくんの背中に向かってこっちを見てと言うと、抵抗も無く素直に従ってくれる。
🌸「…っん、…む…」
振り向いてスッと上げられた顔に食いつくように唇を奪い取る。
桃色の綺麗な瞳がきらっと揺れる。
🌸「…..っ、!?//」
急にキスされて体内時計が一瞬狂ったんだろう。
カチッと固まったらんくんは数秒後にびっくりしたような仕草を振る舞う。
🌸「っう、ぅ…../」
🌸「ぁ、…っあ、…../」
はやくも唇を付けたり離したり、舌を入れたり離したりして掻き乱してみる。
🦈「…っ、…ん、♡」
🌸「んっ、あ…ぁ…♡//」
🌸「ゃ、…っあ…/(涙目)」
こさめに捕まらないように四方八方に舌を動かすその動き、却って激しいキスになってやんの。
…なんて心で煽ってみる。
🌸「ぅう、…..っん、…♡//」
🌸「ひ、ぁう…っ、…♡」
逃がすつもりは無いと体現するために頭を抑えると、こさめの肩を弱々しく叩いてくる。
その弱々しさを言い訳にしてこさめは気づいていない体にして無視をする。
🌸「こさ、っ…♡」
🌸「や、ぁ…っ、…/」
逃げる考えも絡める気力も尽きたのか、ただこさめに操られるままのらんくん。
🌸「っう、…ぁ、あ…♡//」
鳴り止まない小さな甘い水音。
ぴちゃぴちゃと鳴るその音がらんくんを煽る。
🦈「…..ん、」
こさめとしてはまだ続けていたいけど、らんくんからしたらもう限界なんだろう。
そんな不服の上に、こさめから舌を逃がすのは勿体ないから軽く口を開けてらんくんから逃がすように促す。
🌸「…..ぁ、…/」
逃げられると気づいたのか小さく声を漏らして舌を抜くらんくん。
やっとしっかり顔が見れたと思ったら目に涙をためて赤面状態。
🦈「…..だめ」
🌸「っは、…../」
素直に逃がしてやるつもりだったけど、あまりにも今の仕草でこさめの慈愛が煽られたためもう1回頭を掴む。
🌸「うぅ、…っあ、…ぁ…♡//」
本格的に限界だったんだろう。
徐々に座ってる椅子にもたれかかって体が下がっていく。
🦈「………」
でもこさめは逃がさない。
ディープのし過ぎによって舌がヒリヒリなる感覚も気持ちいと思うようになって欲しい。
🌸「ぁ、…あ…っ、…ん…/(涙目)」
🦈「…….」
🌸「っ、…!?♡//」
首筋を撫でると指先から振動が伝わってくる。
そんなにびくんびくん反応しちゃって。
🦈「…..煽りすぎだよ」
やっと逃がしてあげるとらんくんは椅子の背もたれに沿ってずるずると下がって、大袈裟に息を吸う。
🌸「…っぁ、はぁ…っ、…/」
🌸「っうぅ、…..っ、/」
🦈「…..かわいい」
不規則な呼吸音やとろけるような表情。
真っ赤な顔に、震える肩。
らんくんってば本当にかわいい。
🌸「な、にし…っ、/」
🦈「らんくんが言った可愛いと思う事をやっただけなんだけどなぁ~」
🌸「そうい、う…..ことじゃ、…/」
🦈「…..嫌だった?」
🌸「え、あ…」
ちょっと高めにいじった声で視線を逸らして問えば、らんくんは慌て始める。
🌸「いやじゃ、…..ない」
いつもならこの仕草をかわいいと伝えてくれるのに、今回はそれが無い。
それだよそれ。
こさめが求めていたもの。
🦈「ふーん、嫌じゃないんだ」
🦈「…..かわいい」
優しく耳元で囁いてみる。
🌸「…っ、やめて…それ、…/」
座っているらんくんはこさめの腰にぎゅっと抱きついてきてぐりぐりと顔を埋める。
無自覚あざといってやつ?
🦈「…かわいすぎることの良くない点ってそういうのだよ」
🦈「らんくん。」
🌸「うぅ、…..っ、♡//」
🌸「っう、ぁ…..っあ、…/(涙目)」
こさめが俺のを上下へと激しく手を動かす。
俺の顔と下半身を交互にまじまじと見るせいで、羞恥心はもう限界。
🌸「っ、こさ、め…っ、…/」
🌸「ほん、と…っ、…..♡」
同じような動きをされているだけのはずなのに自分でやるのとじゃ全然違う。
🌸「や、っ…う、…うぅ…♡//」
🌸「やだ…やだ、っ…../(泣)」
好きな人に絶頂の瞬間を見られるとか屈辱以外の何物でもない。
しかもその絶頂はこさめの手によって。
🌸「はな、して…っ、…♡」
🌸「いいから、…はなして、…/」
俺の情けない姿を一から十まで全部晒すとか。
ましてやメンバーに、年下に。
🦈「イったら離してあげる」
せめてこの声だけでも殺そうと思って下唇を噛んでいても直ぐに気づかれる。
🦈「…声抑えちゃだめだよ」
更に上がる速度。
こさめの顔は、俺が声を押えたことで怒ってるようにも見えるし、俺の情けない姿を見て喜んでいるようにも見える。
🌸「やっ、…ほん、と…っ、…♡」
🌸「ほんと、に…っ、…♡//(泣)」
普段クソガキナメクジって言ってるかわいい声じゃないし、男らしいかっこいい声でもない。
ほんとにただ上擦った気持ち悪い自分の声が部屋に響いて。
🦈「あーもう、下唇噛んじゃダメだってば」
🦈「もっと声聞かせて?」
そんな俺の気も知らずに無理なお願いを頼まれる。
🌸「ほん、と…こさ、っ…/」
🦈「んー…」
にやりと口角を上げたこさめは親指で俺の先端をぐりっと強く刺激する。
🌸「ゃうっ…゙、!?♡//」
🦈「ふーん、ここ弱いんだ…♡」
まずい、非常にまずい。
手加減という言葉を忘れた今のこさめにヒントをもうひとつ与えてしまうことになる。
🌸「ちが、今のは…っ、」
…が、時すでに遅し。
にんまりと口角を上げて小悪魔みたいに笑うこさめはゆっくり口を開いて
🦈「イっちゃえ、♡」
と呟いた。
その瞬間にびりびりとした衝撃が流れて、どこからか込み上げてくる感覚に襲われる。
🌸「っ、~~~~゙…!?♡//」
それが治まった頃にはもうこさめの手は白濁液でまみれていて、にやにやと満足気な顔を浮かべていた。
🦈「リーダーってば情けないね」
🦈「…でも、そんなところもかわいくて好きだよ?」
手についた白濁液をいやらしくぺろっと舐めるこさめ。
舌をべーっと見せつけてくる。
🦈「んー、やっぱニガいね?」
俺の方を見て小さく微笑むこさめ。
今更?って感じだけど、何だか恥ずかしくなって目をふいっと逸らす。
🌸「…..ばかじゃないの」
🦈「ふふん」
罵声の言葉にも、
こさめはどこか嬉しそうだった。
コメント
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全てが解釈一致すぎて好きです 水さん左なのは好物です できれば緑黄みたいな 、なんて笑
初コメ失礼しますっ!!毎回見させていただいていますがほしのさんの作品すべてが好きすぎます⟡.*よければなんですが緑黄見たいかもです…
やばいですううう😵💫💗 水さんの小悪魔感とか、桃さんのブライド表現とか、もう全部解釈一すぎてやばいです🤦🏻♀️💖月曜から供給やばすぎです😵💫ありがとうございました🥲🫶🏻️ ほしのさんの緑黄、めっちゃ好きなんで良ければ投稿して欲しいです🫣💞