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朝6時。スマホの目覚ましで目が覚めた。
まだ眠い。仕事のある日は特にそうだ。
いっそのこと、このまま二度寝しちゃおうかな?
そんなことを考えるとすぐにブチギレている
お局パートおばさまの鬼の形相が頭を過ぎる。
あぁ!!恐ろしい。
さっさと出勤の準備を整えなくちゃな。
はぁ~。身体が重い。頭も重い。
気持ちもズ〜ンとして重い。
きっと今、体重計に乗ったら+5kg増えてそう。
一度深呼吸をした。ついでに両頬をパンッ!と両手で叩いてみた。
あぁ、痛いだけだったな。
仕事に向かう前に俺はこうして気合を入魂する。
朝ごはんはいつも適当だ。
今日は卵かけご飯に納豆を加えた。
これがまた美味なんです!
おまけにタンパク質を豊富に摂取できる。
一人暮らしの味方。
それが「納豆TKG」。
俺の職場は近所にあるデパート内のスーパーだ。
時給は最低賃金スレスレだが、シフトの融通が効き、仕事内容もさほど難しくなく、疲れない。
面倒くさがりの俺にはピッタリの仕事である。
まぁその分、癖のある店員は多い。
普通の人からしたら、もっと稼げる、人間関係が良好な職場を選ぶのだろう。
しかし、俺は違う。
何せ”“俺は普通ではない”“から。
この世は理不尽に満ちている。
職場。学校。家庭。店。etc..
隙無く、ありとあらゆる所に理不尽は満ちている。
理不尽のない居場所を探すほうがよっぽど難しい。
実に恐ろしい。
あぁ!思い出すだけで思考がバグる。
もし軽めの攻撃が許される時代なら、喜んで目に入る人々をどつき回していただろう。
よくもまぁ、この世の多数派はこんな地獄に耐えられているなぁと感心する。
しかし同時に、結局は多数派に都合の良い世の中だからこそ、俺のような正当な少数派は生き地獄を味わい続けることになる。
悲しきかな我が人生。
しかし、もう耐えるのはうんざりだ!
生まれてから25年。いつも多数派の理不尽に耐えてきた。
だからもう許される頃合いだろう。
さあ立ち上がれ!世の少数派たちよ。
今こそ反撃の時だ!
『少数派の逆襲
』