脱ぎっぱなしの足跡辿ると
不意をついて後ろから抱きつくの。
つい、繰り返すと
忘れてしまいそうになるよ
振り返ると日々が当たり前じゃないこと
二人対の細胞
絡み合う特別を
噛み締めて生きたいと思ったまどろみ抱く正午
吐息漏れた体温
微塵も逃さないよう
頭の中刻む甘いメロディー
〈結衣〉んー。
結衣が裸足で歩いている。
〈裕貴〉んっ、
裕貴が結衣に抱き着く
〈結衣〉なぁーに!笑
〈結衣〉んーっ!
結衣が、裕貴に抱き着く
〈裕貴〉ふははっ笑笑
私達は、このとき。この日々が当たり前じゃないことに気づいた。
私達、二人対の細胞が絡み合う特別を噛み締めて生きたいと思った。
僕たち、私達は頭の中でドクドクと心臓の甘いメロディーが聞こえた。
コメント
8件
最後の文好き!
ほんとに最高すぎる