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[ 主人公 視点 ]
( ポタ ・・・
” ローレイス侯爵一族を王家毒殺を謀った罪により
斬首刑に処す___ ”
『 料理人を買収して ・・・ 』
( ヒソ
『 王家の食事に毒を混ぜ込んだそうよ 』
( ヒソ
” お父様 ・・・ お母様 ・・・ ”
「 あぁ ・・・ 」
” 何で ・・・ 何でこんなことに ・・・ ”
” 王家毒殺を企てたですって? ”
” 私たちはそんなことしていない ”
” 私たちは__ ”
「 ・・・ 恨むんだったら自分の非力さを恨めよ 」
「 リアム・ローレイス 」
” 私たちを嵌めた張本人 ・・・ !! ”
「 連れていけ 」
( ぐい っ
「 リアム ・・・ !! 」
” リアム 気が弱くて優しい私の双子の弟 ”
「 姉さん ・・・ 」
” 待って ”
( ガシャン ッ
” やめてよ ”
” リアムは何もしていない ”
” 虫も殺せない良い子なのよ !! ”
「 リアム ・・・ っ 」
「 いや ・・・ ! 」
( ざん ・・・・
” リアム ・・・ !! ”
「 ・・・ さて 」
「 最後はお前だな 」
「 ローレイス侯爵令嬢 」
「 リナリー・ローレイス 」
” ディラン皇太子 ・・・ ”
” 許さない ”
” 私の家族を ”
” よくも ・・・ ! ”
「 この女も片付けろ 」
” ・・・ あぁ ”
” 私は姉失格ね ”
( ずるずる
” リアムが虐められていること ”
” 全く気付けなかったんだもの ”
” こんなことになるならフォルティス学院に ”
( ガシャン ッ
” 行かせなければ良かった ・・・ ! ”
” そしたら冷酷な皇太子の思い通りには
させなかったのに !! ”
「 殺れ 」
” 神様 ”
” 叶うならもう一度 ”
( シャア ッ
” あの頃に__ ”
( ざん ・・・・
第 1 話
( がば っ
「 きゃあぁ ・・・ っ 」
「 あ ・・・ れ ・・・ ? 」
( ガタガタ
「 私 ・・・ 」
「 姉さん !! 」
( ドム ッ
「 キャ ー !! 」
「 な っ 何 っ 」
( ド ッ ド ッ
「 良かった ・・・ 」
「 姉さんが目を覚ましてくれて 」
” リアム !! ”
「 あ ・・・ 貴方 ・・・ 生きてるの? 」
「 首は !? 」
( ごきゅ っっ
「 ぅぐ っ 」
” どういうこと ? ”
” 私たち殺されたはず ・・・ ”
” でも ・・・ ”
” 生きてる ”
〝 く ・・・ 首が ・・・ 〟
「 良かったぁ ・・・ 」
( ほぅ ・・・
〝 はぁ !? 〟
「 良くないよ! 」
「 姉さん熱出してずっと寝てたんだよ !? 」
( ゴォ ッ
「 もう目
覚まさないのかと思ったじゃないか! 」
「 え っ ? 」
「 私 ・・・ 寝込んでたの? 」
「 そうだよ! 」
「 稽古中に体制崩して倒れて 」
《 ゴン
‹ お嬢様ぁ__っ !!?
「 打ち所が悪かったんじゃないかと
皆大騒ぎで ・・・ 」
「 父上も母上ももちろん僕も 」
「 生きた心地しなかったんだから ・・・ 」
( はぁ ・・・
「 それは ・・・ ごめんなさい 」
〝 そういえば 〟
〝 ビミョーにコブがあるね 〟
「 次からは気をつけるわ 」
「 このまま姉さんが目覚めなかったら 」
「 明日の入学式をサボるところだったよ 」
「 ホントは行きたくないんだけどね 」
( ペロ ッ
” 双子の弟 ”
” リアム・ローレイス( 16 ) ”
〝 あら 〟
「 入学式は行かなきゃ ・・・ 」
” 双子の姉 ”
” リナリー・ローレイス ”
【 ・・・ ん? 入学式 ・・・ ? 】
「 入学式 ・・・ って 何の? 」
「 え っ !? 」
( ぎょ っ
( ガタ ッ
「 記憶でも飛んじゃったの? 」
「 フォルティス学院に決まってる
じゃないか! 」
「 あぁ 」
「 頭を打ったからやっぱり後遺症が? 」
「 今医者を ・・・ 」
( がし っ
「 待って待ってリアム落ち着いて 」
「 夢見が悪くてちょっと混乱しただけよ 」
〝 あわわ 〟
” どういうこと ・・・ ? ”
” 私たち 19 歳だったはずよね ・・・ ? ”
「 ホント? ならいいけど ・・・ 」
” よく見たらリアム ・・・ 少し幼い ”
” 私たち今 16 歳ってこと ? ”
” ・・・ 今が入学前ってことは ”
” リアム ・・・ ”
” 優しくて賢い私の自慢の弟 ”
” 剣よりも魔法の方が得意な子だった ”
” けれどローレイス家は
代々騎士の家系で ・・・ ”
” いずれ家を継ぐリアムはフォルティス学院の
騎士科に入学せざるを得ず ・・・ ”
” 騎士の才能に乏しいリアムは ”
” 周りから無能だの雑魚だのと馬鹿にされ ”
” ついにアイツに目をつけられて
しまった ・・・ ! ”
” このまま入学したら ”
” またあの惨劇を ・・・ ”
” いったいどうしたらいいの ・・・ ? ”
「 僕にも ・・・ 」
「 姉さんみたいな剣の才能があれば 」
「 良かったのにな ・・・ 」
「 僕と姉さんは双子なのに ・・・ 」
「 どうしてこんなに違うんだろうね 」
「 リアム ・・・ 」
「 僕じゃなくて姉さんが 」
「 男に生まれてきたら良かったのに ・・・ 」
” 私が男に ・・・ ”
「 ・・・ !! 」
「 それよ ! 」
( ビク ッ
「 その手があったわ !! 」
( バサ ッ
「 リアム ちょっと耳貸して! 」
( ぐい っ
「 痛ぁ っ !? 」
「 ちょ ・・・ 」
「 それは無謀過ぎるんじゃ ・・・ !? 」
( ぎし っ
「 もしバレたら ・・・ ! 」
「 バレなきゃいいの! 」
「 大丈夫よ 」
「 私に任せて! 」
( ・・・・ カ ッ カ ッ カ ッ
( バン ッ
「 お父様 ! 」
「 ・・・ っ 」
( ガタ ッ
「 お話が ・・・ 」
「 リナリ ー !! 」
( ドム ッ
「 キャ ー !!?? 」
〝 また 〜 !? 〟
「 目が覚めたのか 」
「 起きて大丈夫なのか? 」
「 熱は ・・・ 」
( ぎゅうぅぅぅぅ
「 お父様苦しいです 」
「 お放し下さい! 」
〝 おれるおれる腰骨が !! 〟
「 リナリー ・・・ 」
「 ご心配おかけしました 」
「 もうすっかり大丈夫ですわ 」
【 腰以外は ・・・ 】
「 そうか ・・・ 本当に良かった 」
( ほ っ
「 それでお父様 お話がございます 」
( キリ ッ
「 話? 」
( スタスタ
” ずっと思ってた リアムではなく ”
( ス ッ
” だから__ ”
「 待て! 何を ・・・ ッ 」
「 え ・・・ ッ !? 」
( ザク ッ
「 お父様 」
「 私 リアムの代わりに ・・・ 」
( はら ・・・
To Be Continued …