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わあっ、と近くにいた見学者がみんな集まってきた。固まってる僕を見てふっと微笑むウンソクさんのかっこいいこと。
さっき僕が間違えてた振りを教えてくれる。緊張しながらも言われたとおりにやると、力強くうなずきながら親指を立てる。
すっごくかっこよくて直視できない。うつむいたままお礼を言った。
「ありがとうございます」
「名前は?」
聞かれてとっさに、失礼な対応だったと気付いて顔を上げる。
「あ、ウォンビン……です」
「ん、覚えた」
金縛りにあったように動けないままでいたら、ウンソクさんは少し笑って僕に背を向けた。
せっかく話しかけてくれたのに、せめてもう少し近づきたい。
「あのっ……!」
振り向いたウンソクさんの顔の良さにまたひるみつつ、勇気を出して。
「あの、自分から挨拶せず申し訳ありません、お名前を……教えてください」
ウンソクさんは僕をまっすぐ見て言った。
「ブラックシャドー」