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…
コン、コンコン…
『どうぞ。 』
キィ…
きょ「…よぉ、」
ふふっ、
『面接ではないんですから、どうぞおかけください。私は上の立場ではありません。』
スッ、
きょ「…」
『面と向かってのお話は一昨日…いえ、その少し前以来でしょうか?お久しぶりですね』
きょ「…」
『…あなたは沈黙が苦手そうですけれど』
きょ「…じゃあ何を話せって言うねん。
呼んだんはそっちやろ、」
『それもそうですね。どうぞ』コト…
きょ「…」
〜♩
『あら、お嫌いでしたか?紅茶とビスケット。
…コンタミさんからいただいたんですよ。』
はぁ…
きょ「そういうのが、」
『…』
きょ「そういうのが気に食わん。
何を考えとるんかもわからへん。信用を取ろうとしてるわけでも、つけ入ろうとしているわけでもない。そうアンタは言う。でも…」
『その信用を利用しているように見える。』
…
きょ「目的を聞いても、あいつらからの評価を聞いても、どこか引っかかる。〝教えろ〟っていう単調な言葉じゃ、とても言い切れません。って、ひらりとかわす、その感じが。 」
きょ「底知れない感じが、俺は怖い。」
『…なるほど。』
『 A woman is like a tea bag. You can’t tell how strong she is until you put her in hot water。』
きょ「っ?」
『女性とはティーバッグのようなものだ。お湯に入れるまで、その強さを知ることはできない。』
『好きな言葉でして。』
『きょー様。皆様は私に対して、湯を注いでくださいました。興味本位、成り行き…理由は様々ですが、ね。』
『火傷覚悟で、湯をくれませんか。
ただカップに入れて見ているだけでは、
いつまで待っても味は出ませんよ。』
『なんて。』
きょ「…生意気な、」