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『お、ラギーせんぱいじゃん』
昼休み、何か食べようと食堂に行くとラギーを見つけた。
『今日は何をお求めで?』
「さすがユウ 気が利くっスねぇ」
シシシ、とラギーが笑うとユウまで笑う。
「いや〜、やっぱりユウは頼りになるっスね」
『そりゃどーも』
当たり前かのように隣に座り、食べはじめる
『ね、せんぱい』
「なんスか」
にやりとユウが笑うと、ラギーが察したように話を聴く。
『あたし~ あと1ヶ月しないくらいに誕生日があるんですよ』
「フーン?」
『誕生日プレゼントが欲しいな〜って』
かわいこぶってラギーを見つめる。
『あ! プレゼントはラギーせんぱいでもいいですよ ♡ 』
「それはいやっスね~」
『あたしもラギーせんぱいはいらない』
『ラギーせんぱいのぺしょ耳は欲しい』
「本音が漏れてるっスよ」
ばれたか。
.
「でもだったらオレはユウのぴこぴこお耳が欲しいっすねェ」
『えー、せんぱいのえっち。』
「センパイ オレのユウになにしたんすか」
すぐに背後から声がした。聞き馴染みのある声が。
「なんもしてないっスよ」
『まずあたしはエースのじゃないし』
食べ終わり、雑談中にエースが話しかけてきた。
「ね、ユウ」
『なに』
「うさぎって年中発情期ってほんと?うさぎのユウはどうなの」
バカバカしいことを聞いてきた。この男子高校生め。
『そんなオメガバースみたいなのはないに決まっとるやろ』
『こちとら獣人やぞ 動物じゃあるまいし』
※うさぎ自体はほぼ一年中らしい
「獣人にもある人はあるっスよね」
『なに せんぱいはあるの?』
「さァ?」
ラギーは曖昧な返事をした。