H U N T E R × H U N T E R
こ の 作 品 は フ ィ ン ク シ ョ ン で す
制 定 :ゴン・キルア・アルカは出てきます。それ以外追加有 ・ 原作内容無 ・ r13 ・ キルア目線多 ・ ゴン目線少 ・ アルカ目線少 ・病み有
やなし ♩様の作品を参考にしたものです。やなし ♩様のネタ使 ・許可得 ・ 何でもオーケイ‼︎いけますよ‼︎という方はsliding⇩⇩
幻影旅団の事が落ち着いてから、クラピカに手を振り別れ、ヨークシンシティから少し離れた場所で、キルアはゴンに一度アルカと会ってもらいたいと言い、ヨークシンシティの東辺りからからパトギワ共和国にかけて船に乗り、それから港から徒歩でパトギワ共和国に。
そしてデントラ地区のククルーマウンテン邸宅の前まで来て、そこまで来た時は流石のキルアも汗だくだったが、互いに肩を抱きながら歩き、ゾルディック家の門の前で『じゃ、待っててな』と言い残し、門を押し開け、中に入っていった。
2人とも互いに満面の笑みを顔に浮かべて、笑って『後でね』と交わした。
ゴン)ふぁ〜 やっぱりキルアの家の庭、ひっろいなぁ〜‼︎お金持ちなんだろーな
ゴン)一瞬中が見えたけど、いつもキルアの家の庭って暗いやァ
ー 10後 ー
キルア)ゴーン‼︎連れてきたぜ‼︎
ゴン)わぁ、ホント?
キルア)ほら
アルカ)こんにちは‼︎アルカです!
ゴン)可愛いね〜‼︎オレはゴン‼︎
アルカ)そんなことないよ〜♡ゴンさん、‼︎よろしくお願いしますねっ
ゴン)ゴンで良いよっ
アルカ)ゴン、‼︎
ゴン)良き良き〜
キルア)すぐに仲良くなったな、笑
アルカ)うん‼︎
ゴン)仲良しこよし〜
キルア)良かったな、アルカ
アルカ)えへへ ゴンのことはお兄ちゃんに聞かせてもらってたけど、やっぱりカッコよくて優しい人だね‼︎お兄ちゃんもそう言ってた‼︎
キルア)ばっ、
ゴン)えぇっ⁉︎話されてたの⁉︎なんか照れるな〜
アルカ)お兄ちゃんいつもゴンお兄ちゃんの自慢話してくれてさ〜
ゴン)キルア、オレのことカッコいいとか言ってたの⁉︎
キルア)あーいや、そのなー…
アルカ)うん‼︎いつか付き合ってみたいだって‼︎
ゴン)へ?
キルア)なっ…‼︎
キルア)アルカ…
ゴン)付き合ってみたい、?
アルカ)うん‼︎恋人ってこと
ゴン)ふぇ、
キルア)ごごごご誤解だ‼︎忘れろっ、
ゴン)……えへ、そっか
キルア)は?
アルカ)うんうんっ
ゴンは急に顔を赤らめて、にこっと笑った。その笑顔に、オレは益々惹かれた。『チ…』とオレは恥ずかしながら舌打ちをする。するとゴンが、『え、キルア⁉︎何で舌打ちしたの⁉︎』と慌てて食らいつく。オレは『何でもねーよ』と踵を返した。
するとゴンが、口を開けて何かを話そうとしたので、オレは慌てて別の話題を話す。
キルア)ってかこれから何処行く?
アルカ)あ‼︎私、グルーンアウラント?ってとこ行きたい‼︎
ゴン)アルカちゃん、それ、グリーンアイランド?
キルア)アルカ…笑
アルカ)えへへ、めっちゃ間違えちゃった…
キルア)丁度グリーンアイランドのゲーム持ってるしなー
ゴン)ね‼︎しよしよ‼︎って…キルアん家でできるの…?
キルア)あー…無理かも…笑
アルカ)じゃあ私、くじら島って所行って、そこでしたぁい‼︎
ゴン)わ‼︎そうしよう‼︎ミトさんにもアルカちゃん会ってもらいたいし‼︎
アルカ)やったー‼︎また新しい人に会える‼︎
ゴン)よかったねェ
アルカ)えへへ、うんっ‼︎
ゴン)お兄ちゃんも喜んでるんじゃない?
アルカ)お兄ちゃん、喜んでるっ⁇
キルア)‼︎あ、嗚呼、喜んでるよ。
アルカ)喜んでる〜‼︎
ゴン)よかったね〜っ 優しいお兄ちゃんだよね〜
アルカ)うん‼︎アルカが宇宙で1番大好きな人‼︎
ゴン)わ‼︎キルアキルア聞いた⁉︎『宇宙で1番大好きな人』だってっ
キルア)あ、うん
ゴン)オレも『宇宙で1番大好きな人』なんて言われてみたいな〜っ
その瞬間に、思わずオレは目を見開いた。そして目を伏せながら、『そんなのオレが何回も言ってやるよ』こう言おうと思ったが、言えない。
まだ言えないんだ。言いたいけど、言えないんだ。言う権利なんか無いんだよ…オレには。
お前をまず守り切ってからだ。それから、『宇宙で1番大好きだよ』そうしよう。その時に、言おう。…ゴンは、どんな顔をするだろうか。嬉しい顔?照れた顔?…それとも、何処か悲しい笑顔?それだったら…どうしよう。
段々思考が暗くなってくる。何故、こんな思考になったのだろう。何故、いつもゴンのことを考えてしまうんだ?
オレのこと嫌いだったら、どうしよう。そう考えているうちに、ゴンとアルカが、『キルア〜?どうしたの?行こうよ、港』『お兄ちゃん、立ち止まってなにしてるの〜っ 早く行きたいアルカ〜っ』とそれぞれに言われる。
オレは慌てて、『ごめんな。今行く』と返し、頭がまとまらないまま、ゴン達が居る方へ駆け出した。まだ、オレの中には、モヤが収まらなかった。
ゴン)〜かな
アルカ)〜なんだ‼︎
ゴン)〜〜っ
アルカ)〜〜‼︎笑
ゴン)〜〜笑
ゴンとアルカの声が段々聞こえなくなってくる。オレが考え事をしてるからかな。…なんで、オレの中に、モヤが有るんだろう。ゴンがアルカと仲良くしてるからか?いや違う。そんなはず無い。じゃあ…まだ…あの事…引き摺ってるのか…あいつが、オレ以外のヤツと仲良くしていた時。その相手を引っ叩いたんだよな。
そしたらその相手も、オレが本気でやったから、頬を強く押さえながら泣きながら去って、ゴンはオレを睨んで、『なんでキルア、叩いたんだよ‼︎キルアのバカっ‼︎』って。そう返された時、オレは悲しくなった。お前が欲しかっただけなのに。
お前が他のヤツと仲良くしてるから、叩いただけのことなのに。あの時そう思ってしまった自分に、殴りたくなった。
キルア)…た
キルア)自分が馬鹿だった…
キルア)オレのせいで……かけがえの無い人を…
ゴン)キルア?キルア⁉︎どうしたの⁉︎
キルア)…ぅ……っ
アルカ)おおおお兄ちゃん⁉︎ゴンお兄ちゃん、どうすれば良いの⁉︎
ゴン)わわわわ分かんない‼︎なななな泣きやんでよキルア‼︎
キルア)……大丈夫…
ゴン)だだだだ大丈夫じゃないいいいよ‼︎泣きやんでよ‼︎
アルカ)はははははいお兄ちゃん‼︎ははははハンカチ‼︎
キルア)…有難う
ゴン)な、泣き止んだ……?
キルア)ん…。サンキュな
アルカ)良かったぁ…
キルア)ふっ、ははっ
オレはさっきの2人の喋り方に、思わず笑ってしまった。ゴンが『何だよ〜』と放り膨らませ、アルカは『ほほほほホントに大変だったからね‼︎んもう‼︎』と頬を赤く染めた。嗚呼、やっぱりオレの大切な人だ。オレの愛しい人達だ。
そう思った瞬間、オレの心に留まっていたモヤが抜き飛んで、晴れた気持ちになった。今度こそオレはに残涙の顔をしながらも、満面の笑みを浮かべ、『行こうぜ』とアルカの手を取り、そしてゴンの手を取った。2人の手は温かかった。優しい温もりで、オレの冷めた手を包んでくれる。笑い合いながら、オレ達は走り出したんだ。
仲が良い家族の愛に包まれた様に。
ー くじら島 ー
キルア)おー、着いたか、笑
アルカ)風が気持ちい〜っ
ゴン)ようこそっ
キルア)あ、あれ、ゴンの家?
ゴン)うんうん‼︎
アルカ)外見綺麗‼︎
ゴン)それほどでも〜
キルア)誰が1番速くゴンの家まで着けるか競争しようぜ‼︎よーいドン‼︎
ゴン)あっ‼︎キルアずるい〜っ待って‼︎
アルカ)ちょ、ちょっと‼︎私走れない〜っ‼︎
笑いながら走るオレを、必死に追いかけるゴン。そして、その後を走りづらい着物で転けない様に丁寧に走るアルカ。
オレはその光景を見て、『幸せだな。』と呟いた。1人げに。『待てよキルアーっ!』と叫ぶゴン。オレは嬉しくて、『こっちにおいでーっあかんベーっ』と少しからかった。楽しかった。この時が、ずっと止まれば良いのに。
そう思ったんだ。しかし、時は止まってはくれない。時は止まらないな。やば、追いつかれる。早く行かねーと。
ゴン)はぁ…
キルア)イェーイオレが勝った〜
ゴン)勝ち負け言ってないじゃん‼︎
キルア)関係ないね〜
アルカ)お兄ちゃんっ‼︎
キルア)ご、ごめんアルカ
ゴン)‼︎キルア、アルカちゃんに弱いね〜?笑
キルア)あ、あぁ⁉︎うるせェ黙れっ
アルカ)あ‼︎あの人、誰?もしかしてゴンお兄ちゃんのお母さん?
ミト)あ、ゴン⁉︎
ゴン)‼︎ミトさん‼︎
ミト)ゴン……‼︎
ミトさんが、洗濯物を落とし、こっちへ駆け寄ってくる。そう思うだけでオレは嬉しかった。…ミトさん、何ヶ月ぶりだろう。
どんな話をしよう。幻影旅団の話?ハンター試験の話?…いや。まずは、キルアを紹介しよう。『オレの最高の友達だよ‼︎』
こう言おう。ミトさんもきっと『うんうん』こう言って抱きしめてくれるだろう。ミトさんの胸の中は、いつも温かい。
オレも、その時はいっぱいの力で抱きしめ返そう。…あ、こんなこと考えてたら、ミトさん来ちゃった。
ミト)ゴンっ‼︎
ゴン)ミトさ__________
ミト)心配だったのよ‼︎ああ、本当によかった‼︎(抱締
ゴン)……うん。オレ、ハンターの資格取ったよ‼︎(抱締
ミト)本当‼︎立派になったわね。……あら、あの子達は?
ゴン)あっ、オレのともだ…親友のキルアとキルアの妹のアルカちゃんだよ‼︎
キルア)良いところすいません、こんにちは
ミト)やだーっ、お友達連れて帰ってきたの⁉︎何も用意してないじゃない‼︎言ってよ‼︎
ゴン)えへへ、ごめんってば
アルカ)私お兄ちゃんと一緒に来ました、アルカです‼︎
ミト)えーっ‼︎とっても可愛いわねっ‼︎いやだーっキルア君こんな可愛い妹持ってるの⁉︎
アルカ)私可愛いですか?
ミト)とっても可愛いわ‼︎私の妹にしたいくらい…って、あらやだ、ごめんなさいキルア君
キルア)いえ、お構いなく
ミト)うふふ。お兄ちゃん大好き?
アルカ)だーいすき♡宇宙で1番‼︎
ミト)キャーッ‼︎可愛い〜っ‼︎
ゴン)ミトさん、声が大きいよ‼︎
ミト)ご、ごめんね‼︎
キルア)……笑
ミト)ずっと立たせて、ごめんなさい。上がって良いわよ
キルア)お邪魔します
アルカ)失礼しまーす‼︎お邪魔しまぁす‼︎
キルア)うわー、すっげェ綺麗
ミト)やだ、そんなことないわよ〜
ゴン)久しぶりの家だぁ〜
ミト)……ゴン‼︎服着替えて‼︎
ゴン)後で〜
ミト)今‼︎キルア君とアルカちゃんもね‼︎10秒以内‼︎10!9!8!7!…
キルア)いつもこんな感じか?
ゴン)うん…笑
アルカ)えっと……
ミト)あ!ごめんなさい、アルカちゃんは『女の子』だったわね‼︎ごめんなさい、あっちで一緒にお着替えしましょ あ、お着替え自分でできる?
キルア)‼︎(『女の子』扱いしてくれてる…)
アルカ)私いつも執事にやってもらってるから、
ミト)あら、執事が居るの⁉︎お家豪華よね?
アルカ)私の家はお金持ちだよ
ミト)良いわね〜っ‼︎
ゴン)ミトさん、早く着替えさせてあげてよ〜
ミト)そうね、アルカちゃん、行きましょ
アルカ)はーい
ー 3分後 ー
ミト)ささ、ご飯の準備‼︎
ゴン)外で遊んで来るし、外で何か採って食べるから良いよ
ミト)あら、そう?
キルア)どっちでも
アルカ)私ゴンお兄ちゃんの家探検したーい‼︎
ゴン)あ、ホント?じゃあ家で良いやっ
ミト)はぁい
ゴン)アルカちゃん、探検って言ってもうちの家はそんなに大きくないよ
アルカ)良いの良いの‼︎私、探検してみたいから‼︎
キルア)んじゃ2階から行こーぜ
アルカ)うん‼︎
ー 2階 ー
キルア)開けるぜ
ゴン)うん、‼︎
キルア)わーお、畳なんだなー
ゴン)ちょっと畳汚れてるけどね
キルア)そんなことねーよ
アルカ)私、ここで遊びたい‼︎
ゴン)良いよ‼︎あれ、でも探検は?
アルカ)ここが心地いいのっ
ゴン)そっか‼︎じゃあ良いよ〜
アルカ)アルカちょっと…トイレ‼︎
ゴン)あ、うん‼︎そこの右を曲がって突き当たりのところにトイレあるよ‼︎
アルカ)はーい‼︎
ドアが開き、アルカの足音がどんどん遠ざかっていく。オレは、ゴンと2人きりの時間が嬉しかった。危ねェ、ゴンに手ェ出すとこだった。駄目だ。オレ達はまだ大人じゃないんだから。でも、ゴンと積極的なことをしたい。そう思ってしまうオレがダサい。もっと男っぽく、振る舞おう。…駄目だ。どうしても2人で居ると、手を出しそうになる。
キルア)なァ…ゴン…
ゴン)ん?何キルア?
キルア)あ、…いや…な、んでもねー…
ゴン)?どうしたのキルア?
キルア)っ、…… なんでもねーって…無理…っ
ゴン)無理?何が?どうしたの?キルア…?
キルア)名前…っヤッベ…はぁ、はぁ(急にすげェムラムラしてきた…アルカ、早く…戻って来てくんねーかな…っ)
ゴン)き、キルア?名前がどうしたの?
キルア)体が熱い…っ
ゴン)へ?体が熱い⁉︎
アルカ)戻ったよ〜
ゴン)あ、お帰り‼︎何して遊ぶ?
アルカ)お人形さんで遊ぶ‼︎
ゴン)お人形かァ〜…確か、ここの棚にっ、っしょと、
キルア)は……っ(助かった…)
まじで熱い……あ、冷めてく…良かった……今のは間一髪だったけど、また2人きりの時はどうしよう…
“また”ゴンにあんなことしちゃ…もういけねェ…ゴンは友達なんだから…それ以上の関係になる必要なんかねーよ…
ゴン)あったあった‼︎これだ〜
ミト)ゴーン‼︎キルア‼︎アルカちゃん‼︎ご飯できたわよ〜‼︎
ゴン)わーお、ご飯できちゃった‼︎ごめんね〜っ
アルカ)良いの良いの‼︎アルカ、ミトママのご飯食べてみたい‼︎
ゴン)キルアも行こ‼︎
キルア)うん、
ゴンとアルカは、手を繋いで、ドアを開け、階段を駆け降りてく。オレも…行こう。うわ…すげェ体冷てェ…早く、行こう。あー、でも…”あの時”のこと思い出しちまう…
ゴン)キルアーっ、何やってんの〜?早くいこー‼︎
キルア)ふ……うん
でも、オレは友達以上の関係をゴンと持ちたい。
N o .1【オレの欲張りな 気持ち】
5,915字 全 .5,935字
ご視聴感謝致します 。
コメント
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私の周りにはイラストが素敵な神絵師様だけでなく、神小説を数多く生み出す方達が多すぎる、 親友って言ってるのいいな ゴンさんとアルカさんがキルアのためにめちゃ焦ってるの見て、めちゃ「ふふ」って笑ってしまった(笑)
わぁ仲が良いね