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俺は虐待を受けています。
小さい頃お母さんとお父さんは離婚した
俺はお母さんに引き取られた。
離婚して数日後お母さんが新しい男を連れてきた
「今日から直人の新しいお父さんよ!」
お母さんは嬉しそうな顔で俺にそう言った。
「よろしくね、直人くん」
男は俺にそう言ってきた、
最初はいい人だと思ってた、お母さんもお義父さんも
でも変わった
中学になった頃だった
「おい!直人!タバコは!」
お母さんは俺を雑に扱うようになった。
「買ってきてないよ、それくらい自分で買いなよ」
俺はそう答えた。
「おい直人~、誰の女に歯向かってんだ?」
お義父さんはそう言って俺を殴った
「っ、ごめんなさい、買ってくるよ」
俺は怖かった、謝るしか無かったんだ。
あんなお義父さんなんかいらない。
殺したい
そう思ってた
ある日の事だった、転入生が来た。
「えっと、白崎 莉央です!お、おとこです!」
すごい人見知りって感じの男の子だった。
俺には関係ない事だった、だって俺と友達になるやつなんて居ない
俺は無口だから。
昼休み。
俺は1人で教室に居た
することなんてない、ただ寝ているだけの時間
俺は肩を叩かれた。
振り返ると、そこには転入生の莉央が居た
「あ、あの、良かったら一緒に話さない?」
不安そうな顔で俺にそう行ってきた。
何言ってんだよこいつ、俺と話したってなんにも面白くないんだぞ。
でも、俺は話したかった
「おう!」
俺は笑顔でそう答えた
俺達は相棒になった、一緒にいて楽しかった
「ねぇ!直人!!」
莉央は笑顔で俺に言ってきた
「僕達、ずっと相棒ね!」
俺は嬉しかった、でも心がズキズキした。
悲しかったんだ、そう俺は
こいつが好きなんだってその時気づいた。
こんなに幸せな暮らしを送っていても、辛い時間は必ずやってくる
家に帰るといつものように殴られて、またアザが増える。
それだけじゃなかった、
「なぁ、直人~」
あいつは俺の顔を見てにやにやしながら言った
「お前よく見たらいい体してるし、顔立ちもあいつに似て結構いいよな」
は?
その日、俺は俺じゃなくなった。
あいつのせいで
体だけではなく心にも傷がついた俺はもう何も残ってない。
限界だ
俺は屋上の柵に手をかけた
飛び降りるなんて簡単、そう思ってた。
でもいざ立つと怖くなった、足が震えた
俺にはもう何も無い、好きなやつだって男だし、俺の体はもう腐ってる。
飛び降りようとした時屋上のドアが空いた。
そこには莉央が立っていた。
「直人!!何してるの!」
息が荒い莉央、俺のために走ってきてくれたのか。
俺は何も返せなくて無言だった。
「そこから離れて!お願い!」
泣いている莉央
なんでお前が泣くんだよ、、
「もう俺には何もないんだよ、」
俺は莉央にそう答えた。
「何言ってるの?直人には僕がいるじゃん!ずっと相棒だよ!!」
莉央は俺にそう言った
また心がズキズキした
「お前はそう思ってるかもな、でも俺は違う、」
俺は震えた声でこう言った
「好きなんだよ、お前の事。」
莉央は驚いていた、当たり前だよな
相棒だと思ってたやつから恋愛感情をいだかれているんだから。
莉央は少し黙って俺に言った
「ずっと一緒にいよう。」