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1話
俺はどこにでもいるようなただのツンニキ。
今、俺は捨て地の課金エリアをすり抜けしようとしている。
フレンドにそういう奴がいて、この間オフィスに連れてもらった。
「よし…誰もいねぇな」
すり抜けしようとした時だった
プェ…
野良がこっちを見ている事に気が付いた
「やべっ…」
ロウソクを灯し姿が見えた
うわぁ…マッシュだ。
「えっ?」
なんとマッシュがフレンドキャンドルを出してくれた
そしてそのまま、チャットまで解放してくれた
「あの、ありがとうございます…」
無言で手を出された
まさか…こいつもすり抜けすんのか??
そう思って手を繋ぐと、
思っていた方向とは真逆の
薄暗く人気の無い部屋に連れてこられた
「あの…?」
…こいつ何する気だ?
「ねぇ。君さっき何してたの?」
いきなり聞かれた
「え…」
まさか、すり抜けしようとしてたのバレて…怒ってる?
「何も…してないですけど?」
「嘘でしょ。すり抜けしようとしてたよね?」
マッシュがニコッと笑った
その笑顔に少し見惚れてしまったことは黙っておく。
そして近くで見るとめっちゃイケメン…
「すり抜けなんて…!しませんよ?」
やべぇ…めっちゃ嘘ついてる俺。
早くこの状況どうにかしないと…。
「本当にしてないの?」
段々と近づいてくるマッシュから離れるために、後ろに下がる
こいつ…しつこいぞ…
しようとしただけで、してねぇじゃねぇか!
「本当に嘘ついてないんだね?」
「だから!してねぇって言ってんだろ!」
つい声を荒らげてしまった
またマッシュは笑う
それは、さっきとは別人のような笑顔
悪魔に見えた。
「ッ!?」
身体が震える…力が入らない。
離れようと後ろに下がったら壁に背中がついた
「悪い子にはお仕置が必要だね」
その声の低さに恐怖を覚える
これは、ヤバいやつだ…
早く逃げないと俺が危ない…!
走り出そうとした時、
腕を掴まれて壁に押し付けられた
「ッ!ちょっ離せよ!」
必死に抵抗してもビクともしない
こいつ…力強くね?
俺とそんな体格差ねぇぞ…?
「なんで逃げようとしてるの?」
「は…?」
「君はもう…」
「な、何言ってッん?!」
そのまま強引にキスされた