こんちゃまー。さばしおです。
作品最後まで書いたのに全部吹っ飛びました。最悪です。
最後まで書いたのに間違えて消しちまったよ。投稿したけどミスに気づいて非公開にしたら間違えて消しちまったよ。
ほんとに最悪
ま、いったん置いといて。
今回はランス×侑磨です。
情緒不安定な子ってかわいいよね
①ランスを撫でる侑磨
ここ最近は二人とも忙しく、顔を合わせる時間があまりなかった。ないとは言っても最低限のスキンシップはあったが。
今日は珍しくこちら側が遅くなってしまい、12時を過ぎた頃に家に帰ることができた。
「ただいまー…」
家に入るとリビングの電気がついていたので、向かってみることにする。
リビングの扉をそっと開けるとランスの姿が見えない。少し辺りを見回してみると、ソファーの縁に黒い太めの紐のようなものが垂れ下がっているのを見つける。
「ランス?」
近づいてみるとソファーで寝ているランスがいた。
珍しい。普段はどんなに遅くても「侑磨くんと一緒に寝るー!」と言っているのに。
「んン、ゆぅまくん…」
小さな寝言を漏らしながら寝ている姿は昔のランスのようだ。
気づけば頭に手が伸びていた。くせっ毛だが髪質が良いこの髪を撫でるのが好きだ。まぁ、ケアをしているのは自分なのだが。
「ん~…」
無心で撫でていると心地よさそうに尻尾を揺らし、耳がパタパタと動いている。
それが面白くて撫で続けながら見つめているとあくびが出てくる。
「ふあぁ…僕も疲れてるのかな」
まぶたがだんだんと落ちてきてしまう。ご飯もお風呂も済ませてないのに、このままだと寝てしまうだろう。
動かないといけないのに、もう体が動かない。
動こうとして撫でる手を止めるとランスの顔が少し険しくなる。…撫で続けろということか。
「…眠い。」
だが、手を止めることができない。そう考えている間にも睡魔が襲ってくる。
もう、いいか。寝てしまおう…
②侑磨を問い詰めるランス
休日のとある日。自分は家で仕事中。侑磨くんはソファーでゴロゴロしていた。
仕事がひと段落し、ソファーでだらけていた侑磨くんの傍へ行く。近づくと気配に気づいた侑磨くんが見ていたスマホを抱きかかえ、画面を隠したことを見逃さない。
「…なんで隠したの」
なにか隠し事があるのか。それは自分には言えないことなのか。
さっきの一瞬の出来事で暗い感情が頭を巡る。
別に隠したことに怒りはない。ただ、物事を隠されると言わせたいという感情に駆られるだけだ。
「ぁ、えと、」
侑磨くんの目の前に立ち、笑顔を浮かべながら問いかける。だが、今の自分の笑顔は笑顔には見えないのだろう。
自分を見上げる侑磨くんの瞳は恐怖に染まっていた。
「ね、侑磨くん。なんで隠したの?」
自分でも気持ち悪いと思うほどの猫なで声が口から出る。甘ったるいこの声は侑磨くんにはどのように聞こえているのだろう。
「ほら。見せて。」
出せと手を出すと、ゆっくりとスマホを差し出す。
渡されたスマホの画面を見る。そこには、ずらりと並べられた幼少期の自分の写真。
上下どちらにもスクロールしても大量の写真が表示されるだけ。あまりに大量の写真に思わず顔がひきつってしまう。
「…..」
「…..」
自分は引きの沈黙、侑磨くんは気まずさの沈黙で場が静かになる。
「これは、その、隠し撮りとかじゃなくて…」
しどろもどろになりながら説明する侑磨くん。そんな姿を横目に自分はフォルダ内の写真を消す作業に入る。
自分が行っていることに気づいた侑磨くんは慌てて止めに入る。
「え、ちょ、ちょっと!なんで消してるの!?」
止めようとポコポコと叩いてくるが、正直全然痛くない。むしろ可愛いと思える。
可愛さでにやける顔を抑えながらフォルダ内の写真を次々と消す。
「まって!それストレス軽減用の写真だから消すのは勘弁して!」
「それにしては多いけど?」
「そ、れは~…」
もごもごと口ごもり目線をずらす侑磨くんを冷めた目で見ながら消す作業を続ける。
全てが消し終わる頃には諦めたのか自分の足元で(´・ω・`)←こんな顔をしていた。
「…今の僕を見てればいいのに。」
うちの子かわいい。
最近、立場反転したらおもろいんじゃね!?ってなって立場反転のお話を書こうかどうか迷ってます。いつか書きたいね