急いでほうきを手に持ち、タバコを片付ける。
ky「も、もう俺帰ります」
俺は逃げるようにその場を立ち去り、ドアをそっと閉めた。
gt「ははっ笑、ばいばーい」
部屋から出た後、俺は早歩きで歩く。
ky(…たくっ)
ky(さっきからなんなんだよ…)
舐められた気がして、心の底からむやむやが込み上げてくる。
ky(…夢中にならなければよかった)
ky(…)
fj「何イラついてんの?笑」
ky「な、なんでわかったんですか」
fj「わかりやすすぎ笑」
fj「目が睨んでたからね笑」
ky(…ふん)
頬を膨らませる。
fj「ははっ笑 可愛いー笑」
ks「いらついてんなら、一緒にゲームでもするか?」
ky「げ、げーむ?」
ks「え」
ks「お前、まさかゲーム知らねぇの?」
ky「い、いや知ってますけど」
ky「…でも」
ky「あんま、いい思い出ではなかったから…」
ks「ふ〜ん」
ky「…」
ky(懐かしいな、あの子達)
ky(俺が子供の時に秘密基地で一緒に遊んでたな)
ky(たしか…6人ぐらい居たっけ)
ky(今頃どうしてんだろ)
ky(俺が母さんに殴られる時でさえ、いつも俺の味方だった)
ky(秘密基地で、ゲームして…)
ky(いつの間にか…居なくなって…)
ky(一人ぼっちに…なって…)
fj「…ほんと、変な奴」
fj「…」
fj「なんで泣いてんだよ?」
ky「わ、わかりませ…ん」
ky「なぜか…急に」
ks「と、とりあえず拭け」
ky「は…はい」
ks「…」
ks「…?」
ky「?どうしましたか?」
ks「いや、なんか」
ks「お前…に違和感があって…」
ks「…」
ks「お、お前」
ks「もしかしてだけど…」
ksが何かを言いかけたとき、fjは間合いに入る。
fj「はいはい、ゲームすんでしょ」
fj「お前らそこでつったってんの邪魔だから」
fj「早くゲームしてこい」
ks「お、おう」
俺たちは、何事もなかったようにゲームを始めた。
コメント
4件
続きでたのめっちゃ嬉しいです!ありがとうございます!
続き待ってました! ほんとに神です…
え、え?!もしかして……こーすけが……