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「なんで、、、知ってんだ、、?」
「っえ、、、?」
冗談で言ったつもりが、まさか、本当だったなんて、、
(どうしたら、、誤魔化せるかな、、?ファンってこと知られたくないし、、、、、どうしよう、、)
「ねぇ、答えろよ」
少しピリついた空気を打ち破るような、小さくて、でも恐ろしい声で、私の方をそっと掴む。
「っ、、、!」
(もう、本当のことを言うしか、、)
「ワタシ!ユウセイクンノファンデ!キヅイチャッタンデス!スイマセン!」
(やば、、めっちゃカタコト喋りになってしまった、、怪しまれるかな、、////////)
「あぁ、、」
「なんだ、そんなんだったら、普通に言ってよ〜!大歓迎だし、嬉しいからさぁ!」
「へ?」
「え?俺のファンなんでしょ?」
「だ、、だけど、、こんなとこで言われても、、気持ち悪い思いさせるかもって思って、、」
「え?いいよ、いいよ〜なんかしてほしいことあったら言ってよ、相談に乗るから」
「じゃあ!連絡先、教えてください!」
「うぇ〜、、、、?」
「あ、、、、やっぱ、、いいで、、、す、、」
(やばい、泣きそう、、、あんな、、、、一生懸命、、、言ったのに、、断られるなんて、、)
「やっぱ女の子泣かせるのは、アイドルじゃねーよな」
「え、、?」
(私、、、泣いて、、?)
急いで眼を拭く。ゆう、、真翔くんが少し悲しそうな目で言う。
「そんな、、全然、、連絡先なんて、私みたいな目立たたない、女が、、いきなり言われても、困りますよねぇ!」
私は必死に笑顔を作る。
「いいよ」
「へ?」
「連絡先、交換しよ?」
「っ、、」
「あれ〜したいんじゃなかったけ?交換」
「お、お願いします!」
「じゃあ俺の連絡先の番号は――」
こうして、私は推しと連絡先を交換できたのだった。