「これは…ひどい…」
街中は大騒ぎになっていた、それもそのはず車や、家はぺちゃんこ
人や動物が逃げ回り、建物全体から火が出ているくらいだからだ。
「いやぁ、なんなのよこれぇ!」
「出てきたな、ダイヤ!!」
「誰よ貴方!」
身体が炎で出来た人影が出てきた。
「俺の名前はダイモンジ…お前の宝石を頂きに来た!!」
「なんだかよくわかんないけど悪いやつなのね!」
ダイヤはぐっと、身体を構えた
「か、かかってきなさいよっ!」
「じゃぁ、容赦なく…ヒートボールッ!!」
ダイヤをたくさんの火の玉か襲いかかった
「わっ、わわぁ〜っ!」
「なんだ、なんてことねぇなぁ」
避けた反動で腕をすってしまった。
「いったぁ〜い…なんてやつなの!」
「ちょっと、ダイヤ!戦ってよ!」
「だってどうやって戦ったらいいのか分からないんだもん!」
「そんな調子で、俺を倒せると思うなよ」
ダイモンジは次々と技を繰り出したその度に私は避け続けていたが…
「あぁ!街が…」
もっと街が燃えてしまっていたのだ、早く気づけば良かったとダイヤは後悔した。
「面倒くさいなぁ、もう終わりにしてやるよ!」
「ダイナミック・エクスプロージョン!!」
「いやぁっ!!」
敵の周りに大爆発が起こり、ダメージを受けたかと思ったが…
「あれ?痛くない…」
紫の眩い光に包まれ、誰かに抱かえられたように大爆発を回避した。
「…全く、ドジな奴」
「なっ…誰だお前!仲間か?」
「あ、あなたは!」
ディアロは見知っているようだった。
私の目の前に、紫色の女の子が
「アタシは、アメジスト。奇石の戦士だ!」
アメジストが、凛々しく現れた。
「ほう…」
「目に余る戦いだな…ここからはアタシが受けてたとうじゃない!」
ダイモンジは新たな技を繰り出そうとしていた。
「ファイヤー・トリプルサイクロン!!」
3つの炎の竜巻がアメジストの元に襲いかかろうとした、だが
「…」
「ア、アメジスト!攻撃がっ!」
彼女は落ち着いて双剣を空天にかざし、唱えた「ディザべリタード・アメジスタ」
すると、恐ろしい竜巻は一斉に落ち着いてしまった。
「…なっ、確実に当たった筈だ!!なぜ竜巻が無くなっている!!」
「悪いな、浄化をさせてもらったよ。」
「くっ…これはまずい、撤退を…」
アメジストはダイモンジに襲いかかった
「アメジスト・ギガクラッシャー!!」
「グァァァァアッ………!!」
ダイモンジは瞬く間に紫の光に消し飛ばされてしまった。
「…これで終わりだな…」
「あ、あのっ!」
私はアメジストに話しかけた。
「あなたは、仲間なの?」
「だって、あなたも戦士でしょ?なら仲間よ。」
肩の力が抜け、ほーっと安堵した。
「ふふ…アタシはアメジスト。よろしくね。」「私はダイヤモンド!よろしく!」
新たな仲間が加わった。
「私も頑張らなくちゃなー…ねぇ、アメジス…」
「ト?あれ?アメジストー!」
隣にいたはずのアメジストはいつの間にか居なくなっていた。
「ほーっ…一先ず安心ね」
「なぁんだ、帰っちゃったんだ…あれ、こんな所に」
アメジストがいた場所には薔薇とカケラが落ちていた。
「わぁ、すごーい!」
それは真っ黒で、美しい薔薇だった。
「綺麗な薔薇ね!…これは、なんだろ?」
カケラと薔薇を持ち帰った。