※この話はmmmrの二次創作です※
※御本人様とは関係ございません※
「ん~~~ふわぁぁぁ、、」
窓の外の光が明度を強くしている。もう朝か、なんて思いつつ思い体を動かして起き上がる。光を受けてキラキラと光る私の金の羽根は、大嫌いなはずなのに美しく見えてしまった。
朝食はパンにバターとチーズを塗って軽く済ませる。どうせ食べる必要はないが、何か腹に入っていた方が動きやすい。
パン生地に唾液が染みる。小麦の甘い味。パソパソしたパンがチーズとバターのおかげで少し腹に入れやすい。
今日は神殿へのお勤めの日。そして__魔界に喧嘩を売る日でもある
「やだなぁ、、、」
コンコン
「mzrさん~ッ!一緒に神殿行きませんか?」
「え、rir-さん!?、、あ、いいですよ」
こんな辺鄙な、しかも能天使が住むところに来る人なんて誰かと思えば力天使のrir-さん。
彼女は嫌われ物の能天使である私と違い、皆から好かれている力天使。力天使は生きとげし生きる者に神の御加護たる奇跡を振りまき、善人に底なしの勇気と幸運を与える役割を持った天使。
熾天使や智天使、座天使といった高位の天使と違って親しみやすい力天使。本人の気質もあるだろうがrir-さんのキラキラした笑顔を見ていると少し嫉妬心が心に溜まる。彼女は本当に私が好きなんじゃなくて、きっと引き立て__
「mzrさ~ん!!遅れちゃいますよッ!」
「は、はーーい!すみませーん!」
「大丈夫です~!行きましょっか!」
「はい、、頑張ってくださいねrir-さん!」
「mzrさんこそ~!、、今日はあの日でしょ?頑張れ!」
ー神殿ー
大理石でできた床、白い石の柱、荘厳な音を奏でるオルゴール。ステンドグラスからは美しく光が差し込んで神殿内部を明るく染め上げる。通り過ぎる人々は皆翼だけの一般天使とは違い、特徴と役職を持った天使ばかりだ。
例えば主天使は後輪が豪華で、神の様な飾りがついている。
権天使は腕が多く、合計4本の腕で書類などを持っている。
大天使は大きな翼と後輪を持つ。
私が着いている能天使は金色の翼を持っている。
rirーさんの力天使という役割は羽根に淡い色が付いている。rirーさんの場合菫の様な薄紫だ。
熾天使は神の様に3対の翼が付いて、そのうちの一対で顔を隠している。
智天使は2対の翼を持つ、、言っては悪いが熾天使の下位互換だ。しかし第三の目を持っている。
座天使は__見たことがない。噂では目が沢山付いているとか、翼が無いだとか。
此処に居る天使は一般天使と違い私たち能天使を偏見の目では見ない。しかし__
「ああ、能天使!いつもご苦労様です。私から祝福を!」
「、、いえ、お気遣い感謝します主天使様」
そう、私たちの役目が可哀そうな物となぜか認識させられている。
特に能天使様、力天使様、権天使様、大天使からの誤解がすざまじい。私たちの役目は可哀そうなものではなく世界を正常に保つための物だというのに・・・嘆かわしい物だ。
しかし御厚意を無下にするわけにもいかず、私には上手く躱す度量もないから____
「あ!こんな所に居た!、、申し訳ございません主天使様、私共此れより、、」
「ええ、、、邪魔してしまい申し訳ない、何かあったらすぐにお助けします」
「幸甚に存じます。、、ちょっとmzr、なにしてんだよ貴方、、」
「ごめんねlt、ありがとう、、」
「もう、、mzrは気が弱いんだから!もっと能天使として堂々としとけばいいのに!」
「えぇ、、」
助けてくれた同僚ltは、皆の想像する”能天使”のイメージそのもののように気が強く、その燃え盛る業火の様な赤い瞳は彼女の気質を表している様だ。
羨ましい、と思う。だが私には私の性格がある。私たち天使の体は全て神からの贈り物であって私が自分を卑下すると言う事は神をも卑下する疚しく蔑ましい行為でありそれは許されざる大罪であり例え誰にも知られないとしても私は私を許さないし何よりも「mzrー?」
「え、、あっ!な、なに?」
「いや、大丈夫?ぼーっとしてたけど、」
「うっうん大丈夫!ありがとうlt!仕事しよっか゚!」
「え~?でも書類仕事めんどくさぁ~、、」
「ちょっとlt!」
「ははは、、」
ここで切ります!すいませんあまり連続して書くのが苦手でして、、😓
見てくれてありがとうございました😭
良ければいいね、フォロー是非お願いします~~ッ!
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!