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1 - 第1話  #  どうしようもなく 。

♥

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2024年09月05日

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nksr . sr 報われない




──────────────────





sr side






俺は 、 恋愛感情を決して抱いてはならない人に抱いてしまった 。




それはもう 、 悲しいほど 。



どうしようもなく 、 愛していた 。



どうすれば 自分だけを見てくれる ?



そんな無駄な事を 考えて 夜が更けていく日も 有り 。



カーテンの隙間から差し込む朝日を目に浴びて 始めて 、


“ 俺 、 一体 何考えてるンやろ 。 ”


“ こんな事考えたって あいつは俺のものには なりやしないのに 。 ”



なんて思うこともしばしば 。




周りから見れば 、 彼は夜の街をふらふらと 出歩き 、


一夜だけの関係を持つ女を 息をするように 量産するような 、


所謂 “ 遊び人 ” 。


[ そんな男の どこに 惚れた ] かッて ?




… 何でだろう 。 分からないけれど 、 気が付けば あいつの沼にハマっていて 、 もう 抜け出せなくなるほど 沈んでいた 。




そんな彼とは 一応 “ お友達 ” の関係で有り 、


向こうは 俺に 一切の恋愛感情は抱いていない 。



あいつは 俺の気持ちは露知らず 、 男同士じゃなかったら デキてるだろ 、 と 言われるほどの距離感 で 接してくる 。



『 俺だけのぼびー なんだから 、 お前達 取るなよ ? 笑 』



… そんな台詞 、 簡単に言わないで 。



俺 、 直ぐ期待しちゃうから 。



辞めて 。 それ以上 お前の沼に 引きずり込まないで欲しい 。


“ あいつは 俺には到底 届かない 存在 。 ”


なんて思っていないと 自我は保てない 。






ある日 、 ニキと会うと 何だか 目が腫れていた 。



「 ニキ 、 目どうしたン ? 」


「 めっちゃ 腫れてンで 、 」


そう心配すると 、 ニキは いつもの へら 、 と した笑顔で 、


『 あ〜 、 これ ? 笑 』


『 心配しないで ! 笑 』



訳は話してくれなかった 。




… なんで 、 ?


ニキにとって 、 俺ッてそんな 頼りない 存在 やったン ?


そんなに 、 信用ならン ?



俺は ずっと ニキだけを 信じて 。


嫌だった 事は 1番始めに ニキに 相談していた 。




ふと 気が付くと 、 もう 既に 朝日は 昇っていて 。


真っ暗だった 俺の 部屋は うざったらしい 日光で 照らされていた 。



… 夜はろくな事 考えへんな 。




そう思い 、 重い頭を振り払うように ベッドから降りた 。



今日もニキと会う日 。


時刻を見ると 集合時間の 10分前 。


“ … これは 遅刻や 。 ”


なンて言いながら 急いで 電車に乗り 、 集合場所へ向かう 。


俺が到着すると 、 ニキは既に 着いていて 俺を待っていた 。


「 すまン 、 寝坊した 。 」


『 … そンなとこ だろうと 思った 。 笑 』


そう言って笑って許してくれる 。


きっと別の人だったらとっくに見捨てられてただろうな 。



ニキは少しだけ俺より背が高い 。


その為 真横を向くと ニキの 鼻辺りで 。


あまりにも その鼻筋が綺麗で 、 余りじっくり 見つめることが出来ず 、 いつも 視線は 下を向く 。


その視線の先は 首筋 。


男の首筋なんて 何とも思っていなかったけれど 、 ニキのはまた別だ 。


なんだか オーラに 包まれているかのように 違う物に見える 。




ふと 気付くと 俺は ニキの首筋に触れていた 。



『 え 、 ? 』


そういうニキの声で 気が付く 。



「 え ッ 、 ? あ 、 ごめ … 、 」



『 あ 〜 … 、 うん 、 』



顔は見れなかった 。


声色がそこから明らかに変わったから 。


普段俺にかける声色は他の奴より 少し高め だったのに 。


高めの声を聞くことで 俺はニキの特別 。 だなんて 思えていたのに 、 それすら 無くなってしまうなんて ただの 通行人Aと 同じ扱いじゃないか 。




解散し 、 その日の夜 。


1件の 連絡 。



『 今日 店行ける ? 』



俺が ぱっ 、 と 既読をつけると


直ぐに送信取り消しされた 。


ああ 、 また 店行ってんだ 。


『 ごめん 、 間違えた 。 』


そんなの 言わなくても分かってるのに 。



気が付いたら 視界はぼやけていて 。


次第にぐちゃぐちゃになっていた 。



「 うぅ ゛ ッ … 、 あ ゛ ぁ ゛ ぅ ゛ … 、 」



嗚咽 。


人生で 経験したことの無いほどの 辛さ 。



“ ああ 、 好きな人から 必要とされなくなる ッて こんな気持ちなんだ ”



どうしようもなく 、


愛していたのに 。



悲しいほど 、


愛しているのに 。



きっとこの思いは 一生 、 何があっても 届く事は 無いだろう 。





────────────────────




何を書きたかったのか自分でもよく分かりませんでした😞






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