nksr . sr 報われない
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sr side
俺は 、 恋愛感情を決して抱いてはならない人に抱いてしまった 。
それはもう 、 悲しいほど 。
どうしようもなく 、 愛していた 。
どうすれば 自分だけを見てくれる ?
そんな無駄な事を 考えて 夜が更けていく日も 有り 。
カーテンの隙間から差し込む朝日を目に浴びて 始めて 、
“ 俺 、 一体 何考えてるンやろ 。 ”
“ こんな事考えたって あいつは俺のものには なりやしないのに 。 ”
なんて思うこともしばしば 。
周りから見れば 、 彼は夜の街をふらふらと 出歩き 、
一夜だけの関係を持つ女を 息をするように 量産するような 、
所謂 “ 遊び人 ” 。
[ そんな男の どこに 惚れた ] かッて ?
… 何でだろう 。 分からないけれど 、 気が付けば あいつの沼にハマっていて 、 もう 抜け出せなくなるほど 沈んでいた 。
そんな彼とは 一応 “ お友達 ” の関係で有り 、
向こうは 俺に 一切の恋愛感情は抱いていない 。
あいつは 俺の気持ちは露知らず 、 男同士じゃなかったら デキてるだろ 、 と 言われるほどの距離感 で 接してくる 。
『 俺だけのぼびー なんだから 、 お前達 取るなよ ? 笑 』
… そんな台詞 、 簡単に言わないで 。
俺 、 直ぐ期待しちゃうから 。
辞めて 。 それ以上 お前の沼に 引きずり込まないで欲しい 。
“ あいつは 俺には到底 届かない 存在 。 ”
なんて思っていないと 自我は保てない 。
ある日 、 ニキと会うと 何だか 目が腫れていた 。
「 ニキ 、 目どうしたン ? 」
「 めっちゃ 腫れてンで 、 」
そう心配すると 、 ニキは いつもの へら 、 と した笑顔で 、
『 あ〜 、 これ ? 笑 』
『 心配しないで ! 笑 』
訳は話してくれなかった 。
… なんで 、 ?
ニキにとって 、 俺ッてそんな 頼りない 存在 やったン ?
そんなに 、 信用ならン ?
俺は ずっと ニキだけを 信じて 。
嫌だった 事は 1番始めに ニキに 相談していた 。
ふと 気が付くと 、 もう 既に 朝日は 昇っていて 。
真っ暗だった 俺の 部屋は うざったらしい 日光で 照らされていた 。
… 夜はろくな事 考えへんな 。
そう思い 、 重い頭を振り払うように ベッドから降りた 。
今日もニキと会う日 。
時刻を見ると 集合時間の 10分前 。
“ … これは 遅刻や 。 ”
なンて言いながら 急いで 電車に乗り 、 集合場所へ向かう 。
俺が到着すると 、 ニキは既に 着いていて 俺を待っていた 。
「 すまン 、 寝坊した 。 」
『 … そンなとこ だろうと 思った 。 笑 』
そう言って笑って許してくれる 。
きっと別の人だったらとっくに見捨てられてただろうな 。
ニキは少しだけ俺より背が高い 。
その為 真横を向くと ニキの 鼻辺りで 。
あまりにも その鼻筋が綺麗で 、 余りじっくり 見つめることが出来ず 、 いつも 視線は 下を向く 。
その視線の先は 首筋 。
男の首筋なんて 何とも思っていなかったけれど 、 ニキのはまた別だ 。
なんだか オーラに 包まれているかのように 違う物に見える 。
ふと 気付くと 俺は ニキの首筋に触れていた 。
『 え 、 ? 』
そういうニキの声で 気が付く 。
「 え ッ 、 ? あ 、 ごめ … 、 」
『 あ 〜 … 、 うん 、 』
顔は見れなかった 。
声色がそこから明らかに変わったから 。
普段俺にかける声色は他の奴より 少し高め だったのに 。
高めの声を聞くことで 俺はニキの特別 。 だなんて 思えていたのに 、 それすら 無くなってしまうなんて ただの 通行人Aと 同じ扱いじゃないか 。
解散し 、 その日の夜 。
1件の 連絡 。
『 今日 店行ける ? 』
俺が ぱっ 、 と 既読をつけると
直ぐに送信取り消しされた 。
ああ 、 また 店行ってんだ 。
『 ごめん 、 間違えた 。 』
そんなの 言わなくても分かってるのに 。
気が付いたら 視界はぼやけていて 。
次第にぐちゃぐちゃになっていた 。
「 うぅ ゛ ッ … 、 あ ゛ ぁ ゛ ぅ ゛ … 、 」
嗚咽 。
人生で 経験したことの無いほどの 辛さ 。
“ ああ 、 好きな人から 必要とされなくなる ッて こんな気持ちなんだ ”
どうしようもなく 、
愛していたのに 。
悲しいほど 、
愛しているのに 。
きっとこの思いは 一生 、 何があっても 届く事は 無いだろう 。
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何を書きたかったのか自分でもよく分かりませんでした😞
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