数年前。 未來世紀城跡。 歌星当日13歳。
「、、あ、、」「ん??あ、歌星じゃん〜!!やっほ〜」「、、何してんだ、、こんなところで」俺は兄である永劫にそう聞いた。「んー??あー、なんかコレから教会行く時間なんだけど、めんどくさいから隠れてんの」「、、そうか、、俺は言ってくるぞ」「え、歌星って神様とか信じるタイプ??俺嫌なんだけど、ごちゃごちゃ神に縋ってさ〜、虫唾が走るわ」「、、別に信じてる訳じゃない、、ただの呪いだ」「、、ふぅ〜ん、、そっか、、」
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現在。 歌星。
神様はいない。俺はそう思ってる。未來族は代々キリストを信仰してきた。けれど、俺は何がしたくてみんなが神様に頭を下げているかわからなかった。みんながやってるから俺も信仰してた。それだけだった、、ただ馬鹿みたいに頭下げるだけじゃ面白くないから、まじないをいつも心に唱えていた。「、、永劫」「、、??」兄である永劫はいきなり俺に名前で呼ばれ、驚いた。そして攻撃していた手を止め、少しの間睨めっこした。「、、永劫、、お前はなんで自ら悪魔のになろうとする」「、、、、」「、、風磨の両親を生き返したいんだろ、、それなのになぜ風磨を敵に回す必要がある」「、、、、」「お前がしようとしてることは、、好きな人(狂唖)を殺してまですることなのか」「、、噂によれば歌星、、お前も狂唖さんに告白したらしいじゃん、、振られたんだろ〜情けな〜」「、、、、」「どうせ狂唖さんに告白しても振られるんだ、それなら殺した方がいいだろう??」「、、わからんな、、その思想、、」「ハハ〜、俺の思想は誰もわからないだろうね!!」「、、変わった人だな」しばらくの沈黙が続いた。冬終わりの冷たい風が音を立てて吹いている。「、、そろそろ頃合いか、、悪魔ももう一度目を覚ますだろうね、、」「、、!?」次の瞬間、鼻にまとわりつく悪臭が永劫から感じられた。「ファイナルステージだ、、歌星」すると永劫の体はみるみる赤く、巨大化し、顔が変形し、鬼の顔へと凶変した。「、、永劫、、」コレが永劫が隠していた鬼の力か、、「、、、、、」できれば風磨
には生きた状態の永劫を会わせてあげたいな、、「、、望むところだ、、」俺は呼吸を整え、目を見開いた。体には体毛がみるみる生えてき、体が変化してるのが自分でもわかった。「、、最後の兄弟喧嘩だ、、」
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未來世紀城跡。 墻音。
「え、狂唖さんが??」「だって、悪魔は俺の能魔で強化して作った改造物だろ、それなら俺がエナジードレインを使って、あいつらの生気全部吸っちゃえば良いんだよ」「、、なるへそ」一冴さんはそう言った。「い、いや、どうやって奴らに触れるんですか、それに外に阿蚋がいるんです、隠れてた方が、、」俺はそう狂唖に言った。「、、大丈夫だよ、、俺のことは墻音が守ってくれるもん」「え」「、、??」「、、、、」「え、、いや、、そりゃ守りますけど、、」「ハハ、、やった〜、、んじゃあ決まり〜」「、、一冴さんは、この後どうしますか」「、、んー、、そうだな、、ちょっと寄りてえところあるから行ってくるわ、悪魔任せたぞ」「へいへい」「わかりました」
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風磨。
「、、!?」クロが、、「、、チッ!!見失った!!」逃げ足の速い奴だな、、「、、小我太の所行くか、、」
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小我太。
「ラァァ!!」「、、っ、、危なっ、、あ」「、、!?」「、、梵」俺は攻撃を止め、後ろを振り返った。「、、、、」「、、阿蚋じゃん、どうしたの??」「、、帰るぞ、もう直ぐここに嵐が来る」「、、え」「、、そんな天気予報だっけ、、今日、、狂唖は??どうすんの??」「次で必ず捕まえる」「、、あぁ、、そう、、」「、、!!待てっ!!」「ごめん、帰るわ小我太、、雨らしいから気お付けてね」「、、っ、、」、、あれ、、足が動かない、、声も出ないし、、「、、、、」阿蚋が居るから、、。モタモタしてたら阿蚋と梵は俺の元を去っていった。「、、、、」、、殺すのはまた今度でいいか、、「小我太!!」「、、??風磨??」「おぉ〜、無事そうでよかった〜!!クロ逃したわ!!すまん!!」「、、いや、、俺も逃しちゃった、、」、、梵、、。すると、、「、、!!大速力さん、橋邸さん!!」「、、??」組織の子だ、、「遊馬さんが致命傷なんです!!昔の後遺症のところに再度怪我をして、、!!」「、、!?わ、わかった、すぐ治療する!!」「お願いします、、」「、、コレ、、」、、阿蚋にやられた傷だ、、。
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咲久。
「、、なんだ、、」、、なんだ、、橘が能魔を発動してからうまく体が動かない、、目がぼやける、、「、、クソッ、、」「、、酒井幹部、、アンタの小我太嫌いはよくわかりましたよ、、後はゆっくりカフェで話聞きますから、、」「、、!?」すると橘は俺の胸ぐらを掴み、自分の拳を引いた。「くらえぇぇ!!ど根性パアァァァァンチ!!!!」「、、!?」顔面をどつかれた後、2秒と記憶がもたなかった。最後に見えたのは、こちらをじっと見つめていた、聖母マリア像の顔だった。
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