冬の日の朝
私は朝食を摂るために食堂に向かっていた
監「 さん、おはよう」
後ろから声をかけられ、振り返るとそこには監督生さんがいた
グリム「おい待つんダゾ子分」
そして監督生を追いかけるように走ってくるグリム君
『おはよう監督生さん、グリム君』
監「みんなでご飯食べたいなって思って、一緒にどう?」
『いいの?なら食べよっかな』
監督生は満足したように微笑み、”行こう”と私の手を引いた
食堂にて
『う…寒い…』
「寒いね、ここは毎年寒いんだって」
『そうなんだ…寮生の私でも知らなかった、初耳』
その日私は制服の上に運動着のジャージを着ていた
『そういえば、監督生さんはウィンターホリデーの間何するの?』
監「んー…予定という予定がないんだよね」
はは…と監督生さんは食べ物を取りながら苦笑いする
そんな話をしていると
「あっ!!」
フロ「小エビちゃ〜ん!」
勢いよく監督生さんに抱きつく人物
フロイド・リーチだ
監「フロイド先輩…重いです…」
するとフロイドさんは私の方に目を向け
フロ「あ、エンゼルちゃんだぁ」
フロ「久しぶりだね」
にこにこしながら私に近付くフロイドさん
いつの間にか変なあだ名を付けられていたみたいで
『えっ、あ、えと…』
顔を逸らしながら後ずさりするが、フロイドさんは興味津々に話しかけてくる
ジェ「おやおや…フロイド さんが困っていますよ」
『(この人…すごい似てる)』
フロ「ジェイド〜今いいとこだから邪魔しないでよ」
フロイドさんはしゃがんで私の頬を掴み、ひっぱったり触ったりする
『いででででで』
”あはっ、エンゼルちゃんおもしろーい”と言って私の頬から手を離す
『ふ、双子…?』
ジェ「フロイドの兄、ジェイド・リーチと申します」
ジェ「僕達は双子です」
『すごく…似てますね』
2人の顔を交互に見ながら答える
フロ「あそーだ!今度モストロラウンジ来てよお…」
フロ「エンゼルちゃんにサービスだよ♡」
『えっ、でも植物園…』
と言いかけた時に2人は行ってしまった…
監「厄介な人物に狙われたね、 さん」
”どうしよう…監督生さん”と頭の中で考えながら去って行く2人を見ていた
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