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コメント
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さい、こ、う…グハッ
皆さんあけおめ~!
新年早々、馬鹿兄貴どもと駆け引きをしていた
そのバカの1人でーす!
今年も何卒よろしくお願いしまーす!
⚠︎注意⚠︎
𝖢𝖯紫桃×赫
百合
本編始まるよ
授業の始まりのチャイムが鳴るまであと10分。 教室の端っこで、机にうつ伏せになる。
教室の会話をこっそり聞いていると、推しの炎上話が耳に入る。
「マサキくん炎上するなんて寂しいね~」
「きっと何かの間違いだよね!」
「私たちでなんとかして助けたいね~」
信者たちの会話を聞いていると、自分も前はああ言う感じだったと考えるとムカついた。
赫「はぁ…」
これ以上その会話を聞きたくないからイヤホンをつける。私はまた、机にうつ伏せになった。
?「あれ…赫ちゃんまだ寝てるの?、そろそろ起きたらどう?」
?「……返事しないな…」
?「よし!冷水持って来て!」
?「はぁ…?」
バシャ!
赫「うわぁ!?冷たっ!?」
紫「あ、おきた」
突然、冷たい水をかけられた。いじめか何かの始まりなのか、周りのみんなどよめいた。
赫「ぇ…?」
桃「暇奈津美だよね?」
前髪ピンクが、私に近づく。
赫「そ、…そうですけど…」
桃「私の名前は、川瀬桃乃っていいます!よろしくね~!あっ、こっちの子は柴崎入間!」
前髪の自己紹介にアホ毛はぺこりと挨拶する。
そして、私はそんな自己紹介より、一番最初に思ったのが…
赫(いや、胸デケェ…)
何カップあるんやこいつ、って言いたいぐらい。デカい。私はその胸にしか目線がいかなかった。ふっともう1人の方をみるとまな板であることが分かる。デカ野郎とまな板がどうやって仲良くなったのかはよく分からない。
赫「あの…私になんのようですか…急に水かけて来て…」
桃「ぁ~ごめんね!中々起きてくれなかったから!はい、これタオル!」
アイドルらしき絵が入っているタオルを渡された。彼女もきっと私と同類なのだと察した。
紫「赫、今日ちょっと付き合って」
赫「ぇ…」
桃「それでは、letsショッピング!」
赫「えぇ…」
陽キャに強制連行された私は、駅前のショッピングモールに連れてかれた。
桃「赫ちゃんは、食べたいものとかある?」
赫「…クレープ?」
桃「ぇー!めっちゃ可愛い!赫ちゃん」
赫(……何故?)
紫「桃とは大違い…」
赫「そ、そうですか…」
正直言って、陽キャの会話についていけない。
桃「ぁ、クレンゲームしようよ!」
桃が指を刺したその先にはマ⚫︎メロディーの景品がある。
赫「…あれが欲しいの?」
桃「そう!やろう!」
桃は私の手を引いた。
桃「もぉぉ!全然ッとれない!」
赫「あはは…」
紫「桃、もうやめよ…金無くなる。」
桃「最後にもう一回!ね?」
紫「だめ、」
赫「……」
この2人ってどう言う関係性なのだろう。
兵器とまな板が、仲良くなるなんて凄いことなのだようと思う。
桃&紫「ーーー、ーー!」
赫「…ねえ、私やってみてもいい?」
桃「へ?」
赫「ん、取れた…」
桃「え”ぇ!?すっごい!赫ちゃん天才じゃんかぁ!ありがとう!」
桃は私を抱きしめる。そして何がとは言わんがそれが顔に当たって柔らかいという感想が浮かんだ。
赫「……」
桃「赫ちゃん、ありがとうね~!この人形、大切にするから!」
赫「ぁ…うん、」
桃は一方的に話すから、会話に途切れがない。正直言って、喋るのが大変だ。まあ、話すより聞いてる方が楽だからいいけど。
紫「クレープ、買ってきた。」
赫「ん、…ありがとう…」
紫「お金はいいから。」
赫「ぇ…」
紫は、桃とは正反対の性格。クールで静かな性格。趣味も違うみたいだし、服の系統も違う。こう言うタイプは結構、かっこいいなと思ってしまう。
桃「ぁーあ、もう帰らないとね~」
桃がスマホを見て、時間を確かめている。私は太陽が沈みかける夕日を長めていた。夕日の綺麗な色が今にも私たちを飲み込みそうだった。
桃「…あの夕日の色、茜色だね。」
赫「茜色…?」
桃「そう!、赫ちゃんの瞳と同じ色!」
赫「…!」
桃が微笑んだ。その瞬間、風がふっと私の髪を揺らす。そして、私の胸は…痛く苦しかった。
赫「そっか…」
茜色の私の瞳には、ずっと桃の笑顔が映った。
桃「じゃあね!赫ちゃん!」
赫「う、うん…」
紫「……」
紫「抜け駆けしないって約束したじゃん。」
紫が口を開いた。
桃「別に良くない?」
紫「…はぁ、」
適当になっちゃった